「平成27年度 福祉関係者のための高次脳機能障害研修会」開催報告

企画・情報部 高次脳機能障害情報・支援センター

  高次脳機能障害及びその関連障害に対する支援普及事業の一環として、「平成27年度福祉関係者のための高次脳機能障害研修会」が、10月23日(金)13〜16時の日程で、本館4階大会議室において開催されました。
 この研修会は、一般就労が困難な高次脳機能障害者の日中活動及び福祉就労を支援するため、受入施設として想定される就労継続支援事業所や地域活動支援センター等の職員の理解を深めることを目的として平成25年度から開催しており、今年度で3回目となります。
 まず最初に、高次脳機能障害情報・支援センター中島センター長から開会挨拶及び研修会開催の趣旨説明が行われ、その後、講演1〜4により各施設の取り組みが発表されました。

講演1:「所沢市保健センターの取り組みについて」
所沢市保健センター
講演2:「生活訓練での移動支援の取り組みについて」
当国立障害者リハビリテーションセンター自立訓練部生活訓練課
講演3:「就労移行支援における高次脳機能障害者の利用状況と事例」
当国立障害者リハビリテーションセンター理療教育・就労移行支援部就労移行支援課
講演4:「就労継続支援B型と地域活動支援センターでの取り組みについて」
特定非営利活動法人NPOいずみ ワークみどり、飛行船

 受講者の多くは、埼玉県をはじめとする関東圏からでしたが、遠くは鹿児島県、青森県からの参加もあり、全部で53名にのぼりました。
 終了後のアンケートにおいては、「各々の取り組みが参考になった。色々と知識が増えてよかった。役に立った。」と概ね好評でしたが、「対応の仕方の講義や支援等に関わる内容の資料」等の要望も寄せられ、受講者の皆さんが日々、高次脳機能障害の方へ真剣に対応していることが伝わってきました。
 この研修会の発表資料等については、高次脳機能障害情報・支援センターホームページに掲載しておりますので、是非ご覧いただきたいと思います。
http://www.rehab.go.jp/brain_fukyu/data/brain_fukyu

画像:高次脳機能障害研修会の様子1 画像:高次脳機能障害研修会の様子2

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