「平成28年度 福祉関係者のための高次脳機能障害研修会」開催報告
企画・情報部 高次脳機能障害情報・支援センター

高次脳機能障害研修会の様子
 高次脳機能障害及びその関連障害に対する支援普及事業の一環として、「平成28年度福祉関係者のための高次脳機能障害研修会」が、10月14日(金)13〜16時の日程で、本館4階大会議室において開催されました。
 この研修会は、一般就労が困難な高次脳機能障害者の日中活動及び福祉就労を支援するため、受入施設として想定される就労継続支援事業所や地域活動支援センター等の職員の理解を深めることを目的として平成25年度から開催しており、今年度で4回目となります。
 今回は在宅生活を支援するサービスが主なテーマでした。まず初めに、高次脳機能障害情報・支援センター 中島センター長から開会挨拶及び研修会開催の趣旨説明が行われ、その後、講演1〜4により各施設の取組み等が発表されました。
講演1:「高次脳機能障害とは」
高次脳機能障害情報・支援センター 中島センター長
講演2:「高次脳機能障害者の訪問による支援について」
当国立障害者リハビリテーションセンター 第一自立訓練部 生活訓練課
講演3:「短期入所サービスの取り組みについて」
東京総合保健福祉センター 江古田の森
講演4:「高次脳機能障害のある方への移動支援」
特定非営利活動法人なごみテラシマ
 受講者の多くは、埼玉県をはじめとする関東圏の方でしたが、遠くは愛知県からの参加もあり、全部で37名にのぼりました。講演後のディスカッションでは、会場からの質問に対して、パネリストだけではなく参加者からも意見がでるなど活発な意見交換が行われ、短い時間でしたが充実した研修になったのではないかと思われます。
高次脳機能障害研修会の様子
 終了後のアンケートにおいては、「事例をあげての説明が分かりやすかった。他の事業所の方の話を聞くことができてよかった。」と概ね好評でしたが、「情報がもう少し多ければよかった。困った事例や失敗事例も知りたい」等の要望も寄せられ、受講者の皆さんが日々、高次脳機能障害の方へ真剣に対応していることが伝わってきました。
 この研修会の発表資料等については、高次脳機能障害情報・支援センターホームページに掲載しておりますので、是非ご覧いただきたいと思います。
http://www.rehab.go.jp/brain_fukyu/data/


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