服薬支援に関するニーズ調査結果

研究の概要

対象者

全国の訪問看護ステーション、地域包括支援センター、居宅介護事業所

方法

アンケート用紙の配布(2015年2月16日~3月2日)

回収率

地域包括支援センター(17.1%)、居宅介護事業所(18.2%)、訪問看護ステーション(14.7%)

結果

  1. ① 地域包括支援センターからの回答において、「とても大変だ」(9.5%)、「やや負担に感じる」(21.9%)が目立った。
  2. ② さらに、負担に感じる理由の内訳(複数回答可)では、居宅介護事業所、訪問看護ステーションのいずれも、「何度も繰り返し伝えなければならない」が多かった。

得られた知見

  1. ① 服薬支援のニーズについて、地域包括支援センターでの負担感が多く、頻回に訪問し、声掛けをしなければならないことへの負担が、他の業務に比べて重くとらえられている傾向が見られた。
  2. ② 服薬の声掛けを担う機器に対し、地域包括支援センター職員等の業務負担や訪問時間の縮小へのニーズと合致していることが推測された。


図1 服薬支援にかかっている時間(平均)

 

 


図2 服薬支援を行っている時間帯(複数回答可)


図3 服薬支援を負担に感じる理由