認知機能特性に適した情報呈示方法

認知症の人に分かりやすい情報呈示とは?

認知症には、アルツハイマー型認知症、レビィ小体型認知症等、複数のタイプがあります。タイプごとに、見当職、記憶力、理解力、や注意機能など、低下する認知機能は異なります。対象者の認知機能の特性に合わせて、ロボットによる声掛けを工夫することが重要です。

見当職の低下 時間・場所の情報を採用 例「今日は、〇月△日です。」
理解力の低下 段階分けした行動促しの指示
例 「まず薬箱を取ってください。」
  「昼の薬を飲んで下さい。」
注意機能の低下 重要な支持を繰り返す設定
例 「昼の薬を飲んで下さい。」
  「お昼のお薬ですよ。」
短期記憶の低下 短文での指示
展望記憶の低下 予定直前に情報提示