情報ICT・IRTシステムの効果①

研究の概要

実験概要

在宅および自立型高齢者施設の独居高齢者を対象に,生活支援ロボットシステムの効果検証実験を実施
対象者:11名
平均年齢 81.5 ± 4.2 歳
認知機能 24.3 ± 5.1 点 (MMSE-J)

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検証項目

(服薬行動)情報支援ロボットの声掛けによる服薬行動達成率の変化を比較
(生活リズム)情報支援ロボットの有無による,睡眠時間,日中の活動量,外出頻度等の生活リズムを比較

結果

  1. ① 服薬行動達成度は,ロボット導入後に維持,向上を示した
  2. ② 認知機能が維持されている群は,日中活動量の増加,睡眠時間の減少,トイレ頻度の増加を示した

得られた知見

  1. ① 生活支援ロボットシステムは,高齢者の自立した行動を促すのに有効であった
  2. ② 生活支援ロボットシステムの導入により,独居高齢者の生活リズムに変化をもたらした
    また,認知機能レベルによって行動変化の程度に差を認めた