システム導入サービスモデル

実証試験からの

対象者を選ぶにあたり、施設で月1回開催される運営懇談会の中で入居者に呼びかけ賛同者を募る方法と、スタッフの中で基準に即したご入居者を選定し、ご本人の了承を得る方法を取った。その際どちらのやり方が、携わるスタッフの手間を軽減できるか確認を行った。その結果、後者のプロセスで対象者の選定を行った場合、元々ご本人の了承を得て始めた実験だったが、居室に訪問した他者にロボットシステムを紹介する中で「なぜ選ばれたのか」「他の人はやっていない」等の話題になり、他者からの意見や視線を気にする発言も得られ、スタッフの対応が増えたり、中止に至るケースも見られた。そのため、入居者全体での共通認識をとりながらこのような実験を進めた方が、スタッフへの負担も入居者への負担も少なくなるという傾向が示唆された。

また、了承された対象者の共通項を確認したところ、過去から現在にかけて積極的に活動され、自身の意見を持ち、他者との交流が多い人ほど機器や新しいことを受け入れやすい点が挙げられた。また実験中盤、元々ご本人の了承を得て始めた実験だったが、居室に訪問した他者にロボットシステムを紹介する中で「なぜ選ばれたのか」「他の人はやっていない」等話題になり、他者からの意見や視線を気にする発言も得られた。