第1回 補装具の適切な支給実現のための制度・仕組みに関する研究会
開催趣旨
障害福祉制度における補装具費支給制度は、身体障害者の自立と社会参加を支えるうえで重要な役割を担っています。必要とする人がより適切な補装具を使えるようにしていくためには、利用者の機能、補装具の機能、価格が適切にマッチすることが望ましいと考えられます。
適切な補装具費支給を行っていくためには、全国の更生相談所の補装具判定における基準解釈を平準化し、地域格差をなくして公平・公正な判定の考え方を理解する必要があると考えられます。また、補装具のなかでも義肢・装具・座位保持装置については、その機能を規定するうえで重要な役割を果たす完成用部品(厚生労働省により認可されたモジュール化された部品)の機能の違いなどが必ずしも明瞭でなく、どのような利用者にどのような部品が適しているのかわかりにくい部分があるという課題があります。義肢等の支給判定をよりわかりやすいものにし、これとあわせてその価格の妥当性を考えるうえで、完成用部品の機能を整理することは一つの課題と言えます。
こうした問題を解決するために、厚生労働科学研究費補助金研究プロジェクト「補装具の適切な支給実現のための制度・仕組みの提案に関する研究」(研究代表者 国立障害者リハビリテーションセンター研究所福祉機器開発部長 井上剛伸。研究予定期間 平成25〜27年度)では、支給判定困難事例についてなど更生相談所からみた補装具費支給制度上の課題について検討を進めるとともに、完成用部品の持つ機能について米国保険制度におけるL code等の制度を参考として機能を整理しその区分を整備することを検討しています。
本研究会では、このような課題を含めた補装具費支給制度についての現況について報告し、関係者間での意見交換をおこないたいと考えています。
※本研究会は平成25年度厚生労働科学研究費補助金(障害者対策総合研究事業)「補装具の適切な支給実現のための制度・仕組みの提案に関する研究」を受けて開催します。
研究会概要
- 開催日時: 平成26年2月22日(土)13時30分〜16時30分 (開場:13時)
- 開催場所: 国立障害者リハビリテーションセンター学院 6階大研修室(埼玉県所沢市並木4−1)
→交通案内
→構内地図
最寄り駅 西武新宿線 航空公園駅、新所沢駅 - 主催:国立障害者リハビリテーションセンター研究所
- 対象:更生相談所関係者の方、完成用部品・補装具の供給事業者の方、一般
- 定員:60名(定員になり次第締め切ります)
- 参加費:無料
- 情報保障:要約筆記を予定
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井上剛伸
- (研究代表者・国立障害者リハビリテーションセンター研究所)
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児玉義弘
- (分担研究者・ナブテスコ株式会社)
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樫本修
- (分担研究者・宮城県リハビリテーション支援センター)
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加藤晴喜
- (厚生労働省 社会・援護局 障害保健福祉部 企画課 自立支援振興室 福祉用具専門官)
- 進行役
- 井上剛伸
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パネリスト
- 児玉義弘
- 樫本修
- 加藤晴喜
- 橋啓次
- (有限会社 ピー・オー・テック 代表取締役)
- 羽佐田 和之
- (パシフィックサプライ株式会社 取締役事業開発本部長)
- お名前(ふりがな)
- 御所属
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御連絡先
- 住所:
- 電話:
- FAX:
- E-mailアドレス
プログラム
13:30-13:35 | 開会挨拶 |
13:35-13:50 | 研究概要 |
13:50-14:10 | 各論1 完成用部品の機能にかかる課題と米国保険制度における機能区分
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14:10-14:30 | 各論2 更生相談所からみた補装具費支給制度の課題
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14:30-14:50 | 補装具行政からみた課題 |
14:50-15:00 | 休憩 |
15:00-16:20 | パネルディスカッション |
16:20 | 閉会挨拶 |
16:30 | 閉会 |
参加お申し込み方法
申込み:参加御希望の方は、下記の内容を御記入の上、電子メール又はFAXでお申し込み下さい。
※ 2月20日(木)15時までにお申し込みください。なお、定員を超えた場合締切前であっても受付を終了する場合があります。
お申込先・お問い合わせ先
E-mail:fksevent@rehab.go.jp
(上記「@」を半角の「@」に読み替えてください。)
FAX:04-2995-3132 (我澤宛)
FAX用申込書(PDFファイル 77KB)
(FAXにてお申し込みの場合は上記リンクより申込書をダウンロード、ご記入のうえお送り下さい)
担当:我澤
御提供いただいた個人情報は、厳重に管理し、本研究会の管理運営以外には、使用いたしません。
(最終更新日 2014年1月27日)