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開催案内・報告

第26回

障害のある子どもの成長を促す環境づくり(2)
~家族向け自宅内排泄環境整備アセスメントツールの有用性と今後の課題~

                                                                                                          
趣旨障害のある子どもの成長や発達を促すために適時・適切な環境を整える必要があります。しかし、障害のある子どもの状況はライフステージや障害の程度等がさまざまなため、子どもの成長に配慮した住環境整備の手法や福祉機器開発に関する情報が少ないのが現状です。 このような背景から、2019年10月に開催した第22回福祉工学カフェでは、重度の障害のある子どもがいらっしゃる当事者ご家族の方々からニーズやアイデアを伺い、住宅改修等に関わる事業者及び福祉機器メーカーの方々と議論を深めました。当時の議論の結果も参考にさせていただきながら、当研究所では障害のある子どもの成長・発達に合わせて適時・適切な環境整備が行えるように、当事者ご家族がご自宅内の排泄環境を整備するための自己点検ができるようアセスメントツールの開発を行いました。本企画では、当事者や専門家の方々からアセスメントツールの使用感や体験談をお話いただき、住宅改修等に関わる事業者や設備等メーカーの方々からは、住宅改修事例や今ある設備・用具類等の技術をご紹介いただき、最後に福祉工学カフェにご参加の皆様でアセスメントツールの有用性や今後の課題、普及に向けた方策等の議論を深めてまいりたいと考えております。
日時 2021年12月17日(金) 11:00 - 12:30
場所

NEDO分室 大同生命霞が関ビル12F (千代田区霞が関1-4-2)

※新型コロナウイルス感染症対策の関係上、収容人数を制限させていただいております。また、会場でご参加いただく場合には受付時に体温・症状・海外渡航に関する同意書へのご記入をお願いしております。ご同意いただけない場合には、本イベントへのご参加をお断りさせていただく場合がございます。

アクセス
共催 国立障害者リハビリテーションセンター研究所
国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
情報保障 パソコン要約筆記を実施します。
参加問い合わせ

プログラム

                          
11:00-11:10 開会の挨拶及び福祉工学カフェの主旨説明
11:10-11:20 障害のある子どもの家族向け自宅内排泄環境整備アセスメントツールについて
植田 瑞昌氏(国立障害者リハビリテーションセンター研究所)
<第1部 当事者(ユーザー)及び支援する専門家の方々からのご講演>
11:20-11:25 必要な機能を必要な分だけ
岡田 功志氏、岡田 珠真氏(当事者ご家族)
11:25-11:30 排泄について~幼いころからの経験~
加藤 舞氏(車いすユーザー)
11:30-11:35 理学療法士が考える排泄スタイル
髙橋 賢太郎氏(野のすみれクリニック リハビリテーション科・理学療法士)
<第2部 事業者・メーカーの方々からのご講演>
11:35-11:40 住宅改修・福祉用具事業者からみた家族ニーズへの対応
草野 隆司氏(NPO法人ケアリフォームシステム研究会、株式会社東京商工社(ココ・ラ・ス)代表取締役社長)
11:40-11:45 使用者視点を盛り込んだパブリックトイレとキッズトイレの開発
田村 房義氏(TOTO株式会社 UD・プレゼンテーション推進部 UDグループ)
11:45-11:55休憩
<第3部 ディスカッション>
11:55-12:25 参加者の皆様との総合ディスカッション

(質疑応答含む)

12:25-12:30総括及び閉会の挨拶
開催報告

講師紹介

植田 瑞昌

国立障害者リハビリテーションセンター研究所障害工学研究部 流動研究員
一級建築士・博士(工学)・福祉住環境コーディネーター1級

                    

岡田 功志氏、岡田 珠真氏

障害のある子どものご両親

                    

加藤 舞

社会福祉士、脳性麻痺による四肢体幹機能障害(痙直型)

髙橋 賢太郎

野のすみれクリニック リハビリテーション科・理学療法士

草野 隆司

NPO法人ケアリフォームシステム研究会

株式会社東京商工社(ココ・ラ・ス) 代表取締役社長

田村 房義

TOTO株式会社 UD・プレゼンテーション推進部 UD検証グループ