(’98年出展のテーマ)
肢体不自由者の自立を支援する機器
あなたの呼びかけにテクノロジーが応えます

会場 東京ビッグサイト 東4ホール
期間 1998年 11月4日(水)〜6日(金)

出展風景
出 展 風 景

研究所の出展内容:
・肢体不自由者用コミュニケーション機器の展示
@光入力式キーボード
 光入力式キーボードとは、四肢麻痺者に最適なパソコン入力装置で、頭部に取り付けたレーザー光源で操作します。すでに何人もの頸髄損傷者に利用されていますが、より性能の優れた装置を開発しました。 特徴は以下の通りです。
(1)安価な半導体レーザーを使用している。
(2)明るい場所でも安定して動作する。
(3)マウス機能もある。
(4)呼び鈴などの独立した機器も制御できる。



A環境制御装置
 環境制御装置とは、重度の肢体不自由者が残存機能を利用して身の回りの機器(ベッド、テレビ、電話など)の操作を可能にする支援機器です。通常は入力スイッチで操作しますが、パソコンを使用しているときにはパソコン上で身の回りの機器を操作できるようにしました。


B視線入力式コミュニケーション装置
 代替入力装置(意思伝達装置など)への入力として究極のものが視線入力装置です。筋ジストロフィーや筋萎縮性側索硬化症などの重度の肢体不自由者にあっても、随意運動が最後まで残りやすいのが眼球運動だからです。ディスプレイ画面上に表示された50音表の任意の文字を2〜3秒見つめることによって文字を選びます。自分の書きたい文字を順番に選んでいくことで、意思を伝達したり文章を作成したりすることができます。


・福祉機器の相談・情報コーナーの開設
日時  11月4日(水)〜6日(金)各13時〜15時
「福祉機器に関する情報が欲しい」「福祉機器の使い方間違ってない?」などのご相談に応じる「相談・情報コーナー」を設けました。福祉機器展が開催される3日間、日ごとにテーマを設け、それぞれの専門家がご相談に応じます。福祉機器に関するお悩みをお持ちの方は是非お越しください。なお、相談時間は13時〜15時、各日ごとのテーマは以下の通りです。
 4日(水) 給付制度の活用・移乗介助機器
 5日(木) 車いす・座位保持装置
 6日(金) 床ずれを防止する用具(褥そう防止機器)



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