第30回 国際福祉機器展への出展


「あなたがつかう福祉機器」

―ひとりひとりの生活機能の向上を目指して―


パンフレット表紙

パンフレット表紙


今年度の出展は、
「自立と参加の促進のために −ユーザー主体の福祉機器開発―」を主眼に、
@車いすを姿勢に合わせる技術の開発、
A座位保持装置の安全性向上のために、
B移乗介助の負担軽減のために、
C重度障害者の福祉機器有効活用のために、
となっています。

参考出展としての展示


展示の様子

展示風景の写真



パンフレット見開き

パンフレット見開き



車いすを姿勢にあわせる技術の開発

車いすを姿勢にあわせる技術の開発

 車いすは使用者の身体の状況にあわせて選択・調整する必要があります。正しい調整を用意に行うための研究開発を進めています。たとえば、高齢者でしばしば問題となる脊柱の変形がある場合、その状態を的確に把握し、安定した座位を実現し、変形の新興を防止する必要があります。そのための、簡単な姿勢評価手法を提案していきます。



座位保持装置の安定性向上のために

座位保持装置の安定性向上のために

 座位保持装置は重度の障害のある方が使用するため、その安定性には特別な配慮が必要です。そのため、座面、背もたれ、ヘッドサポートなどをはじめとして、座位保持システムの強度・耐久性の評価法を開発しています。



移乗介助の負担軽減のために

移乗介助の負担軽減のために

 移乗介助による腰痛を予防するために、バイオメカニズムの観点に立った力学的解析手法を開発しました。それに基づき、腰への負担が大きいどうすぉ定量的に示し、安全な介助動作のための注意点を明らかにしました。



重度障害者の福祉機器有効活用のために

重度障害者の福祉機器有効活用のために

 重度の障害のある方が福祉機器を操作するには、操作を補助するための装置が必要不可欠です。ひとりひとりの身体・生活条件と使用環境に適した装置や方法を利用することで、コミュニケーションエイドや電動車いすなどの操作が可能となり、活動と参加を促します。そのために、新しい補助装置や適した手法を開発するとともに、選択の他の適合手法を開発しています。



参考出展として、

カナ呈示による盲ろう者向けパソコン利用支援機器 カナ呈示による盲ろう者向けパソコン利用支援機器の写真

 点字の読み書きが困難な盲ろう者がパソコンを操作するための支援機器です。既に持っているカナの概念を利用し、呈示されたカナの文字パターンを触読することで入力内容を確認しながらパソコンを操作します。



高次脳機能障害者を支援するPDA用ソフト

高次脳機能障害者を支援するPDA用ソフトの写真

 高次脳機能障害者の日常生活および就労を支援する携帯情報端末(PDA)用ソフトウェアです。作業手順や屋内の通行順路などを提示します。



手話言語電子辞書

手話言語電子辞書の写真

 ろう社会で使われている手話言語の基本単語を収録した電子辞書です。それぞれの単語の様々な語義および代表的な例文を、手話動作の動画と併せて呈示します。基本的な手話言語の文法の解説も加えました。DVDで配布します。


を出展しました



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