テーマ:
認知・知的障害のある人のための社会参加支援ツール


パンフレット

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展示の様子

展示風景の写真


出展内容

@認知障害者を支援するPDA用ソフトウェア「メモリアシスト」
・・・記憶障害、注意障害、遂行機能障害などのある人のために

PDA用ソフトウェア「メモリアシスト」の写真

1.メモリアシストの開発経緯


 当研究所では平成14年度から高次脳機能障害に代表される認知機能の障害を有する障害者のための支援機器の研究開発を行っています。独立行政法人高齢・障害者雇用促進機構の国立職業リハビリテーションセンター(埼玉県所沢市)および明電ソフトウエア株式会社(静岡県沼津市)とともに、三者で高次脳機能障害者の日常生活や就労を支援するPDA(Personal Digital Assistant、携帯情報端末)用のソフトウェアの研究開発を行っております。


2.現在の状況と今後の予定に関して


 国立職業リハビリテーションセンターの高次脳機能障害がある職業訓練生に試用および評価をして頂いております。訓練生からは「今までできなかった作業ができるようになった」「画像を使用した作業手順でチェックできて,解りやすかった」等の声も得ており、上々の評価を頂いております。就労・職業訓練場面だけではなく生活場面においての評価およびソフトウェアの改良が今後の課題です。また、平成16年度〜18年度の3年間の予定で、地誌的障害を有する高次脳機能障害者の支援機能としてのナビゲーション機能を研究しております。



A録音図書を含むアクセシブルな情報システムの国際標準規格デイジー
(DAISY: Digital Accessible Information System)
・・・学習障害や知的障害などのある人のために


マルチメディア図書「DAIZY」の写真

 視覚に障害を持つ人の大多数が使うカセットテープに代わる次の世代の録音図書のための国際標準規格として開発が進められたものです。最近では、学習障害、知的障害、精神障害がある人にとっても有用であることが分かってきました。

DAIZYとは
 DAIZYは、アクセシブルな情報システムです。当初、視覚障害者のため、カセットテープにかわるデジタル録音と書の国際標準を目指して、日本とスウェーデンの共同開発が進められました。その後音声だけでなくテキストや画像を扱えるアクセシブルなマルチ目ディ図書の国際標準規格に発展して現在に至っています。
 詳細は、日本リハビリテーション協会DAIZY研究センターのホームページをご覧ください。




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