アクションプラン・災害対策:第一回

開催概要

日時: 2013年10月10日(木)13:00 ~ 15:00
場所: 東京ビッグサイト 604会議室
参加者: 【ユーザ】 2名(介助者1名),【開発者】 6名,【スタッフ】 4名

プログラム

13:00~ 進め方の確認とこれまでのおさらい
13:10~ 災害時の要支援者の抱える課題概要
13:40~ 東日本大震災のトイレについて
13:50~ どうする?どうなる?災害時のシミュレーション
14:20~ 各班の発表
14:30~ 今後のシミュレーションの進め方、まとめ方
15:00  閉会

内容

1.進め方の確認とこれまでのおさらい

2.災害時の要支援者の課題・東日本大震災のトイレ
・災害時の要支援者が抱える一般的な課題を把握し、東日本大震災のトイレの課題について概観した。

3.どうする?どうなる?災害時のシミュレーション
・災害が発生してからフェーズを追いながら、課題を整理するシミュレーションを実施しました。

■シミュレーションで把握された課題
(例)Sさん
〈外出時〉
・夏場は体温調整が大変
・充電器がないので電動車いすに充電できなくなる
〈自宅〉
・ヘルパーが来ないと排便ができない
・携帯が使えないと情報が来なくなる
〈避難所〉
・体育館に入れない
・空調がないと体調が悪くなる
〈福祉避難所〉
・福祉避難所への移動手段が無くなる
・福祉タクシーの運転手もいなくなるかもしれない
〈仮設住宅〉
・住宅だけあってもヘルパーや看護師が来るのかが問題
・バリアフリーでも使えないものが多いのではないか など

4.今後のシミュレーションの進め方、まとめ方
・シミュレーションの結果を、自治体で出されているような障害者(と高齢者)・要支援者の為の行動マニュアルと比較しながら、今後、ケーススタディーとしてまとめてはどうか。
→様々な障害等のタイプ、ケースに対応できるようなものにしていって欲しい。
→ヘルパーの有無、家族の有無など、様々な障害者に対する様々なケースが想定されるので、今ワークショップの中で、できるだけ具体例として示せるようなものになるとよい。

■次回に向けて
・次回も被災ケース別や障害タイプ別などを整理し、分類しながら様々なケーススタディー作成を行っていく。
→東京都で被災時の避難や事前の備えを記した、復興マニュアルを作成しているので、そうした自治体情報も事前に入手・把握しておきたい。

・様々なパターン分類を行った上で、対策について考える。

 

写真1
写真1  会場の様子.

写真2
写真2  シミュレーションの内容を共有.

写真3
写真3  議論の内容.

図1
図1  シミュレーション結果:その1.拡大版はこちら

図2
図2  シミュレーション結果:その2.拡大版はこちら