アクションプラン・交流/教育プログラム:第四回

開催概要

日時: 2014年1月16日(木)14:00 ~ 16:00
場所: ニュー新橋ビル 4階 バリュー貸会議室425室
参加者: 【ユーザ】 2名(介助者1名),【開発者】 4名,【スタッフ】 4名

プログラム

14:00 ~ アクションプランの説明、これまでの説明
14:15 ~ 子ども体験・交流デーの感想
15:15 ~ 今後の進め方について

内容

1. アクションプランの説明、これまでのおさらい
・昨年度の井戸端会議にて「交流・体験グループ」をアクションプランに選定した経緯の説明。
・子ども体験・交流デー企画に向けたこれまでの検討を確認。

2. 子ども体験・交流デーの感想(参加者より)
○自動車体験
・子供たちは、障害に合わせた改造ができるなんてすごいと驚いていた。
・乗車も降車も時間がかかり、スペースが必要だという事もわかってもらえたと思う。
・車いすを押してあげるなど、子供たちとの交流も成されていた。

○車いすでのエレベーター体験
・子供たちにとって、障害のある方と実際に交流したり、体験する事は大切であり、全国的に広がるとよいと感じた。
・初めは子供たちの扱いに慣れず、お互いにぎくしゃくしていたが、自己紹介の際にあだ名で呼び合うことにしたら、子供たちとの距離も近くなり、仲よく進めることができた。

○手動車いすでのスロープ走行体験
・緩いスロープは案外すんなりできてしまった。屋外の段差や点字ブロック上の走行などの方が手こずっているようだった。
・けが人が出ることのないように最初にブレーキの掛け方をしっかりと指導したが、子供たちは思ったよりも慎重で特に心配はいらなかった。
・特に身内に車いす利用の方がいる子は理解が深かったように感じた。

○手関節装具を装着しての食事体験
・意外と簡単に食べてしまうことができたため、もう少しつかみにくい麺類(うどんやそうめんなど)でもよかったかもしれない。
・子供たち同士で食べさせ合う体験は、反応がよかったように思う。
・本人からの説明は、説得力があった。

○手動車いすでの段差体験
・子供たちに考え、選び、体験してもらえるように工夫したところはよかったと思う。
・もう少しコミュニケーションのとれる時間があると、説明も丁寧にできたと思う。短時間内での的確な指示・説明ができないと理解してもらいにくいと感じた。

○電動車いす体験
・女子で機械の扱いに慣れていない子などは、なかなか前に進めずその場でぐるぐる回ってしまう子も多かった。
・先生にも学んでもらえるとよいし学んでほしい。このような体験ができる機会はなかなかないと思う。

3. 今後の進め方について
[予算について]
・今後研究費がなくなった場合、どのように進めていくのかが課題である。
・学校内の予算、総合学習の授業などではできないのか。
・国リハ周辺の小学校や地域と連携し、協力して進めていけるとよい。
・本ワークショップメンバーで法人化し、国リハより事業委託をしてもらう方法もある。
[内容について]
・プログラムに変化をつけながら進めてもよさそう。小学校低学年と中学生は違うプログラムも考えられる。
・「サービス」や「思いやり」を学べる環境、経験として売り込んでもよい。
・高校、大学、専門学校生のサービス業を学ぶ人たちへの研修としても有効。

写真1
写真1  会場の様子.

写真2
写真2  交流体験授業の感想を出し合う.

写真3
写真3  議論の内容.