日時: 2013年11月17日(日)13:00 ~ 15:00
場所: 国立障害者リハビリテーションセンター 学院棟 中研修室
参加者: 【ユーザ】 6名(介助者3名),【開発者】 4名,【スタッフ】 3名
13:00~ 進め方の確認とこれまでのおさらい
13:30~ 使いやすいモノ作りについてディスカッション
14:00~ 進行中の物作り経過報告
15:00 閉会
1. 進め方の確認とこれまでのおさらい
・本ワークショップでは、国リハ(ファシリテータ)が窓口になって、ユーザのニーズを受け、使いやすいモノを提供できる仕組みづくりを提案したい。
2. 使いやすいモノづくりの為のディスカッション
【使いやすいモノづくりについて】
・今は既製品で色々なモノが出ているので、まず既製品市場の中から探す。
・オーダーメイドで作る事に慣れると、そのデザイナーや義肢装具士がいなくなったら自分に合ったモノが作れなくなってしまう気がする。
・手が不自由でも絞り込んでととめやすいシュシュを作ってもらったが、付けても少し緩んでしまう。
【モノづくりのシステムについて】
・自助具を作っているボランティアグループや、意思伝達ツールをつくっている研究者もいるが、ユーザが情報収集して繋がるのは難しい
・自助具等を自力で探すのは大変なので、データベースがあると良いのではないか?
・既存のデータベースは、登録方法やデータベースの規模・信頼性が良く分からない
・データベースを作った場合は、その管理を誰がやるのかという問題がある
3.各製作過程の発表
【爪切り用の台】
→スタイロフォームで作った試作品をファシリテータがモデルで試す
・かかとにクッションを付けたり、足指を広げるサポートが必要になるかもしれない
・手動車いすユーザ2名に使ってもらい、後で感想をもらう事にする
【オーダーシューズ】
〈オーダーシューズへのニーズ〉
・足が変形して普通の靴が入らなかったり、冷えやむくんだりするのが悩み
・自力で工夫しているが、自力で直したのが、分かるようなデザインになってしまうのは避けたい
〈オーダーシューズ店利用レポート〉
→参加者の一人がオーダーシューズ店に行ったのでレポートしてもらう
・デザイン、素材は多様な中から選んで作る事ができるし、足の変形などにも合わせ、履きやすい形にしてもらえる
・保険が適用できる場合があるので、医師の診断書を持って行くと、かなり負担は少なくてすむ
・義肢装具士と靴職人が連携しているので安心感がある
【ヘルパーの動き方マニュアル】
・ヘルパーによって動作が違ってしまうので、ある程度統一していきたい
・ヘルパーとの関係が長くなると、なれ合いになってしまい、居眠りしてしまう人もいる。
・そうなると動作マニュアルというより、ヘルパーと障害者のつきあい方、コミュニケーションの取り方という問題になる。どういった支援ツールが適当なのか、考えていく必要がある。