マウス代替装置の研究開発について

 パソコンの入力装置はキーボードが標準となっていますが、最近のようにGUI(グラフィカル・ユーザ・インターフェイス)を基本とするソフトが増えてきますと、マウスも必須な入力装置になりつつあります。このため通常のマウスを利用できない頸髄損傷者を対象としたマウス代替装置(光マウス)を試作しました。

 動作原理は、光入力式キーボードで使用した光源をそのまま利用し、マウスカーソルの移動方向(8方向)に設けられたフォトダイオードに光を照射し、照射している間はマウスカーソルが一定速度でその方向へ移動するというものです。評価の結果、マウス操作に際してパソコン画面と本装置を同時に見なければならないという不便さが問題となりました。

 より操作性の良い改良型を平成8年度から研究しておりますが、今のところ悪戦苦闘中です。よいアイディアがありましたら、ご一報を!

 本研究に関するお問い合わせは ito<ito@rehab.go.jp>までお願いします。


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