国立障害者リハビリテーションセンター研究所 感覚機能系障害研究部
神作憲司 博士(医学) 感覚認知障害研究室 ENGLISH

研究テーマ

当研究室は、脳神経疾患に伴い脳機能を失うことが患者さん、ご家族、社会に与える影響を、科学的に低減させることを目標とします。この目標のために、脳機能をシステム脳神経科学の視点から理解し、その知見をもとに、新たな脳機能の客観的評価手段、および新たなリハビリテーション法を確立することを目指します。具体的には、言語、時間・空間・数、自己意識といった抽象概念を処理する脳内メカニズムに着目した研究を行っています(Kansaku, et al., 2000, 2007; Wada, et al., 2012, 2014, 2016; Ora, et al., 2016)。


また、より早期の社会還元を目指し、脳情報を活用して外部機器を操作し、麻痺を伴う患者・障害者のコミュニケーション補助および生活環境制御(Takano, et al., 2009, 2011, 2014; Kansaku, et al, 2010; Ikegami, et al., 2011, 2012, 2014; Halder, et al., 2016; 特願2008[特許5176112号])や、運動補助(Sakurada, et al., 2013, 2015; Kawase, et al., 2017; 特願2005[特許4618795号])を行うためのブレイン-マシン・インターフェイス(BMI)技術の研究開発を行っています。さらに、着脱容易なBMI用電極(Toyama, et al., 2012; 特願2010[特許5277405号] )やリアルタイム脳磁図解析システム(Ora, et al., 2013)などのBMI関連技術の研究開発も行っています。


研究は、機能的磁気共鳴画像法(fMRI), 経頭蓋磁気刺激(TMS), 脳磁図(MEG), 脳波(EEG), 近赤外線分光法(NIRS)といった神経画像手法を主に利用しつつ行っていきます。