第377号(令和8年春号)巻頭言
2年間を振り返って
内山管理部長
管理部長に着任してもうすぐ2年になります。私は広島県にある中国四国厚生局から転任してきましたが、その前は高齢者関係の部署が多く、障害関係は平成14年度以来、20年ほど離れていましたので果たして大丈夫か不安でしたが、周囲の皆様に支えられ、何とかここまでやってこられました。
着任して感じたことは、新型コロナウイルス感染症の対策が厳格だったことです。着任前の部署では医療機関や福祉施設等を訪問する時はマスク着用等の対策はとっていましたが、令和5年5月に同感染症が5類に分類されたのを契機に、執務室内でのマスク着用は個人の判断となっていました。なので敷地内では原則マスク着用という面だけみても医療、福祉現場に来たのだなという実感があったことを覚えています。
そうした状況ではありましたが、国リハの運営は徐々にコロナ以前の状況に戻していく方向で、例えば毎年6月上旬に行う体育祭は、令和4年度まではコロナ、令和5年度は雨天で中止でしたが令和6年度以降は、開催しています。
国リハの体育祭は、利用者のみでなく職員や学院生も一同に会して参加するのが特徴です。ここ数年温暖化が進み、雨よりも暑さが気になるようになりましたが、体温調整が難しい方にはミストを用意するなどして対応しています。いずれにしても開催できるようになって良かったと思います。
業務の関係では、国リハで5年ごとに策定している中期目標の見直しの時期にあたっており、国リハが今後の果たすべき役割や令和7年度から5年間の中期目標策定に向けた論点整理をするための検討委員会が開催されました。
この検討委員会は、令和6年8月から12月までの間に計4回開催され、とりまとめられた報告書はホームページに掲載されています。
着任2年目の今年度は大阪・関西万博がありました。国リハでは、出展の1年半ほど前から計画を進め、経済産業省や厚生労働省の他部署とともに6月下旬に9日間、「障害者自立支援機器~「つなぐ」テクノロジー」というテーマで子どもの義手など4つの展示を行いました。期間中は1万人を超える方に訪れていただき、とても有り難いことでしたし、今後の支援機器の普及等につながれば幸いに思います。
10月には地域に向けた行事でもあるリハ並木祭が行われました。こちらも体育祭同様、中止や半日のみ開催などを経て令和5年度から1日開催となり、令和7年度は国リハOBにも案内をしてみたところ、十数名の方にお立ち寄りいただけました。
そして2月下旬から3月上旬にかけ理療教育や学院で卒業式が行われ、多くの方が医療、福祉の現場に出ていきましたが、学院の卒業式もコロナで絞っていた来賓や幹部職員の参列を以前の形に戻しています。
また令和8年度からは、これまで敷地内では原則マスク着用だったルールを少し緩和することとしました。
思い返せば、2年間様々なことがありましたが、今後とも国リハが障害者の自立と社会参加を様々な形で支えていく施設としてその役割を果たしていければと思います。


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