〔卒業生訪問シリーズ〕
突撃取材班レポート
〜当センター理療教育課程卒業生を訪問〜
管理部企画課



 平成15年度理療教育課程卒業生 向井 健一さんは、現在、入間市内であんま マッサージ・鍼・灸の治療院「健向館」を開き、活躍されています。
 今日は、理療教育課程時代の懐かしい話から開業後の苦労まで様々なことを 聞かせていただきました。


Q.まず、治療院のことについて伺わせてください。治療院「健向館」は、向井さんが考えたのですか。
A.リハセンター時代の先輩が私の名前から「健向堂」と提案してくれたことがきっかけで、自分も面白いなと思いました。その後に自分で少し変えて「健向館」と名付けることにしました。

Q.その「健向館」を開業して3年目となりますが苦労などはありますか。
A.先輩や理療教育課程の先生から開業してやっていくことは大変だと言うことを聞いていました。実際、最初は大変でしたが、今はおかげさまで忙しい日々を送らせてもらっています。

Q.どんなところにやりがいを感じますか。
A.最初の頃は、施術直後に「楽になった」と言われることが嬉しかったのですが、今は、来院してくれた時に、「あれから楽になった」と言われることが、とても嬉しく励みとなっています。

Q.施術を行う上で、大変なところ・難しいところは何ですか。
A.一人ひとり当然症状が違うし、治療方法でも鍼は苦手という方がいます。個人個人に合わせた施術を考えなければならないのが、難しいところです。

Q.向井さんは、開業するにあたり何か行いましたか。
A.最近は行っていませんが、入所時代は勉強のためによく治療院に行きました。

Q.この健向館を今後どのようにしたいとお考えですか。
A.どうなるか分かりませんが、もし健向館をもう少し大きくする時は、とても1人ではやっていけないと思います。その時は、できればリハセンターの後輩と一緒にやって行きたいなと考えています。

Q.入所時代の話を伺いたいと思います。向井さんにとってリハセンターで過ごされた3年間はどのようなものでしたか。
A.志をもって、取り組んでいたと思います。忙しい中先生方にお願いし、週二回放課後臨床をしていました。やる気があれば何でも出来るところだから、後輩たちも何でも挑戦して欲しいと思います。

Q.苦手な科目はありましたか。
A.特別ありませんでした。今考えると何でも勉強していたと思いますが、解剖学は難しかったです。

Q.クラブ活動はしていましたか。
A.あん摩研究会に所属していました。活動は週1回でしたが、活動以外にも後輩たちとの勉強会を開いていました。今でも、後輩たちとよく勉強会を開いています。

Q.向井さんにとってこの職業は。
A.すごくいい職業を選んだと思います。自分の天職だと思います。ただ、天職だと思うには、自信が必要だし、自信をつけるには、やっぱり勉強が必要です。勉強は、患者から学ぶこと、現代医学から学ぶこと、様々なことから学び、天職であることを確信したいと思います。

Q.リハセンターに一言お願いします。
A.民間の学校と連携を行う等、理療教育課程をさらに発展していただき、民間企業をリードして言って欲しいと思います。

Q.後輩たちにメッセージをお願いします。
A.この世界を好きになってほしいと思っています。色々な事情があって三療の勉強をしようと施術の世界に入ったと思いますので、是非施術を好きになってほしいと思います。好きにならなければ、患者さんがかわいそうだし、自分自身も仕事を楽しめないと思います。国家試験に受かってこそスタートになるので、是非頑張って欲しいと思います。


 
  (写真)向井 健一さん
インタビューに応じる向井 健一さん  


 
  (写真)健向館の様子
健向館の様子  


 本日は、お忙しいところ貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。 これからの益々のご活躍を、心よりお祈りいたします。

健向館のHPはこちら → http://homepage3.nifty.com/mken/kenkou.htm