平成25年度(第34回)国立障害者リハビリテーションセンター体育祭が6月7日(金)陸上競技場において開催されました。
今年は、5月29日に早々と関東甲信越地方が梅雨に入り、前日の天気予報に開催が不安視されましたが、体育祭当日は参加者の気持ちが通じたのか、日差しが穏やかな曇り空となり、開催することができました。
開会式では、利用者を代表して、Sさんが開会宣言を行い、中村総長が開会の挨拶を行いました。
続いて、昨年度優勝の白組を代表してNさんからの優勝杯返還、選手を代表してSAさんが力強く選手宣誓を行いました。
準備体操は学院リハビリテーション体育学科の学生の指揮により行なわれ、その後競技が開始されました。
競技は恒例の参加者全員による「大玉送り」から始まり、計12種類の競技を行い、利用者、学院生、職員が紅白に分かれて熱戦が繰り広げられました。
途中、小雨が降り、天候がやや心配されましたが、中断することもなく、競技は進行しました。
今年度の体育祭では、参加者に職員の頑張りが表現できるようにと、職員の部門別対抗リレーの見直しが行われ、「職員紅白対抗リレー」として、より単純化された競走リレーに変更されました。各部門からは、選りすぐりのアスリートが選抜され、真剣な各職員の走りは、参加者の興奮を喚起し、大きな声援が寄せられました。
また、各種競技には実況放送が加えられ、担当した、Oさん、Kさん、河野主任、江黒教官による話術巧みな競技の実況放送で、より一層の盛り上がりをみせました。
注目の成績は当初から白組が優位でしたが、次第に紅組が肉薄。遂に玉入れ競技で紅組が逆転しました。
午後からの綱引きでも紅組が白組を圧倒し、その後の職員対抗リレーでは白組が勝ち、僅か5点差に詰め寄りましたが、その後のリレー競技で連勝した紅組が白組をかわし、優勝を奪還しました。
閉会式では飯島自立支援局長から優勝した紅組代表のAさんに優勝杯が手渡された後、飯島局長の講評、利用者を代表してSさんの閉会宣言をもって体育祭をつつがなく終了することができました。
Sさんによる閉会宣言では、この体育祭に参加できたことの喜び、様々な障害をもつ人々が同じフィールドでスポーツに親しむ楽しさが語られるとともに、運営スタッフへの感謝の言葉が添えられ、参加者一同感動の中に包まれました。
最後になりましたが、利用者、学院生、職員の皆様には、準備から後片付けまでご協力いただきありがとうございました。