2024.6.12
韓国より京畿(キョンギ)地域障害保健センター長らが来訪されました
企画・情報部 企画課(広報担当)
2024.6.12
企画・情報部 企画課(広報担当)
去る2024年4月11日(木)、国際交流の一環として、韓国ソウルよりイム・ジェヨン(Dr.Jae-Young Lim)京畿地域障害保健センター長をはじめ、4名の同センター職員を当センターにお招きして意見交換を行いました。
はじめに当センター芳賀信彦総長よりごあいさつを兼ねて当センターの概要を説明し、その後、当センター内を見学していただきました。
研究所 運動機能系障害研究部の見学では、河島則天 神経筋機能障害研究室長の説明のもと、開発したばかりのドライブシミュレーターを体験していただきました。このドライブシミュレーターは、障害のある方の自動車運転中の動作をデータとして収集し、自動車事故の原因を分析するために開発されたツールです。イムセンター長からは、最近話題にもなりつつある自動運転に関するご質問もいただくなど、大変興味深くご覧になっていただき、よい意見交換の機会となりました。
見学後は、イムセンター長より、急性期から回復期、維持期に至るまでの包括的な韓国のヘルスケア提供システムや、遠隔医療などコミュニティの垣根を超えたリハビリテーションケアについてご説明がありました。今後、京畿地域障害保健センターをはじめとする各地域の障害者地域保健医療センターには、地域の様々な機関との連携を通じて、韓国国内のヘルスケアやリハビリテーション分野において重要な役割を果たしていくことが期待されているそうです。
ご訪問の最後に、京畿地域障害保健センターと当センターが引き続き交流を進めていくことを確認しました。当センターでは、今後とも、各国のさまざまな機関や団体との交流を通じて、国際的な情報収集を図るとともに、国際協力に貢献してまいります。