

2026.7.10
令和8年度体育祭開催報告
令和8年度体育祭実行委員会事務局
令和8年6月5日(金)、陸上競技場にて、利用者、学院生及び職員が出場する体育祭が開催されました。関東地方への台風接近の影響により、同月3日(水)の予行練習はグラウンドでは行えず、当初開催を予定していた同月4日(木)には開催できずに翌日に順延、という状況ではありましたが、予備日としていた同月5日(金)に開催することができました。
前週には気温が30℃を超える日があったり、前述のとおり数日前には台風接近の影響があったりと、大会の開催が危ぶまれるような天候が続いておりましたが、当日の天気は曇りで日差しは弱く、最高気温は20℃を少し上回った程度で、湿度もそれほど高くないという、屋外での運動にはさほど問題のない天候となりました。また、数日前の台風による大雨の影響でグラウンド状態も危惧されておりましたが、前日夕方には会場設営が可能なほどの状態となっておりました。
開会式では、利用者代表の方から、「ともに戦ってくれる仲間、これまで育ててくれた家族、そして支えてくれる職員の皆様に対し、感謝の気持ちを持ち、敬意を払い、今この時、この日をいつまでも大切に、忘れずに、正々堂々戦い、ここにいる全員で体育祭を盛り上げることを誓います」などと選手宣誓がありました。
自立支援局長からは、「この体育祭は当センターが開設された翌年、すなわち昭和55年に第1回が開催され、長い歴史があり、様々な障害のある利用者と職員がともに競技に参加するという全国でもあまり類をみないものとなっています。センターの中で、ふだん接することが少ない人たちが、競技を通じてコミュニケーションを取る貴重な機会となっています。障害のある方も無い方も、お互いに配慮しつつ、競技や応援に参加していただければと思います」などと挨拶がありました。
競技数は全部で11種目あり、大玉転がし、障害物競走、綱引きや玉入れといった体育祭の定番競技から、車いすスラロームやタイム申告走・歩(※)といった競技など、全参加者が紅白2組に分かれて勝敗を競いました。それぞれの競技は様々な障害に応じて内容やルールが工夫されており、利用者だけでなく、学院生、職員などが誰でも出場できるようなものとなっています。
※30mの距離を何秒で走るか(あるいは歩くか)をスタート前に申告し、その申告した秒数に最も近いタイムでゴールした者を1位とする競技。
特に今年度の最終種目「全員リレー」は、今年度初めて実施する種目で、車いす利用者、職員が伴走する視覚障害のある利用者、学院や職員などでチームを作り、まさに全員でのリレーを行いました。最後の種目であったこともありますが、障害の有無や種類、立場がそれぞれ異なる出場者が一つになって競技に臨む姿を観戦することで、周囲の応援にも自ずと熱が入りました。
最終的な勝敗としては、昨年度に引き続き、白組の勝利となりました。ただ、勝敗や競技の結果に関わらず、訓練や練習の成果を発揮すべく、集中して競技に取り組む利用者の姿や、慣れないながらも利用者と同じ競技に積極的に出場する学院生や職員の姿が印象に残りました。
なお、今年度の開催は、台風が接近するという状況で難しい判断が求められましたが、数日前から関係者で確認や協議を重ね、そこで決められたことをこまめに、速やかに周知するなどしたため、特に大きな混乱なく準備が進められたのではないかと考えております。
また、今年度は比較的過ごしやすい天候のもとで行うことができましたが、天候状況によってはさらなる熱中症対策が必要になる場合も考えられ、今後の運営の課題の一つと認識しております。
最後に、体育祭は、実行委員会委員や業務分担された各係の担当者をはじめ、多くの方々が準備に携わることによってはじめて開催することのできる行事になります。開催にあたってご協力くださった全ての方々に、この場を借りて感謝申し上げます。

