令和元年度 理療教育第41回卒業式

自立支援局 理療教育・就労支援部

理療教育課  藤原 太樹

 

 敷地内の紅梅が満開を迎え、春の暖かさを感じ始めた令和2226日、国立障害者リハビリテーションセンター講堂において、理療教育第41回卒業式が行われました。

今年度の卒業・修了生は、専門課程10名、高等課程3名の計13名です。数日前に国家試験を終えた卒業・修了生は、晴れやかな中にも引き締まった表情で門出の日を迎えておりました。

式典は、ご来賓やご家族、在所生、職員が見守る中、卒業・修了生の入場で始まりました。新型コロナウイルス感染症の影響で、ご来賓は一部の方のみのご臨席となりました。

卒業・修了証書授与では、飛松総長から一人ひとりに卒業・修了証書が手渡され、固い握手を交わしました。

また、総長式辞に続き、厚生労働大臣、埼玉県知事、同窓会である東光会会長から、これまでの努力に対する労いと、これから始まる新しい道への励ましの言葉をいただきました。

在所生代表の送る言葉では、先輩方の「これまで」の努力に対する謝辞と、一技術、経験の奥深さ、これからの研鑽の日々への意欲とともに、これまで支えて下さった方々への感謝の気持ちが述べられました。また、在所生に対しては、社会に待たれている者として、自覚と誇りを持って励んで欲しいとエールが返されました。卒業・修了生の中には、自身の3年間を思い返しながら耳を傾けた方もいらしたことと思います。

来場者の拍手に包まれ、卒業・修了生が会場を後にする姿を追いながら、これから待ち受けているでありましょう多くの困難に負けることなく、目を背けることなく真摯に、自らの理療家像を追い求めていただきたいと切に願いました。 

理療の世界の第一歩を歩み始めた皆さんに幸多からんことを。

 

卒業式風景