視覚障害者の自立訓練(機能訓練)

視覚障害者の自立訓練(機能訓練)について

主に視覚に障害のある方を対象に、持てる力を最大限に活かし、地域や家庭、職場、学校などでより充実した生活を送ることができるよう訓練等を通じて支援します。


主な訓練

歩行訓練

 屋内外を安全かつ効率的に移動することができるよう、介助を受けるときの方法、様々な場面に応じた「白杖(はくじょう)」の使い方、諸感覚をバランスよく活用する方法などを身に付けます。

   歩行訓練の様子

歩行訓練の写真です
パソコン訓練

 情報収集や学習の手段として活用できるよう、画面の文字を読むことが困難な方は、画面読み上げソフトを使用してパソコン操作する方法を学びます。拡大すれば文字が読める方などには、見やすい画面環境を検討しながら訓練を進めます。また、携帯電話(スマートフォン等)、タブレットの基本的な操作法についても訓練を行います

パソコン訓練の様子

パソコン訓練の写真です。
パソコン訓練の写真です。
点字訓練

 6つの点で構成される「点字」を使って、日常生活でメモをとったり学習場面や読書等で活用できるよう点字の読み書きについて訓練します。

点字訓練の様子

点字訓練の写真です。
点字訓練の写真です。
録音再生機器の訓練

 録音再生機を用いてデイジー図書を聴く方法や録音の方法を覚えることで、生活や学習場面で活用する方法を身に付けます。

録音再生機器の訓練の様子

録音再生機器訓練の写真です。
録音再生機器訓練の写真です。
日常生活訓練

 日常生活の中で自分でできることを増やせるよう、身辺管理をはじめ、物の弁別方法、掃除や洗濯などの家事や調理について訓練を行います。

日常生活訓練の様子

日常生活訓練の写真です。
日常生活訓練の写真です。
ロービジョン訓練(視覚補助具の紹介)

 自分の目の見え方に対する理解を深めながら、様々な場面で効率的に目を使う方法や有効な補助具(ルーペ、拡大読書器、遮光眼鏡等)の使い方を学びます。

ロービジョン訓練の様子

ロービジョン訓練の写真です。

終了者の進路について

 自立訓練を利用される方々の目標(自立計画)は様々であり、終了後の進路はそれぞれ異なります。
進路の例としては、当センターの他の事業の利用(就労移行支援【養成施設】、就労移行支援、家庭復帰、職場復帰、就職)、職業リハビリテーションセンター、他施設の利用等があります。


日課時限

主な日課は以下のとおりです(施設入所支援をご利用の方の場合)。訓練については個別支援計画により、各自異なる時間割を作成します。
訓練時間(1コマ)は1時間単位ですが、訓練によっては連続して実施することもあります。


時間 内容
7時00分 起床
7時30分 朝食
9時00分~12時00分 ホームルーム・訓練
12時00分 昼食
13時00分~17時00分 訓練
18時00分 夕食
21時30分 点呼
22時00分 消灯

施設入所支援(宿舎)

通所が困難な方は宿舎を利用できます。

施設入所支援(宿舎)の様子

宿舎外観の写真です。
施設入所支援(宿舎)の様子

ご利用について

ご利用いただける方

 視覚に障害のある方で、施設利用について市区町村から「障害福祉サービス受給者証」の交付を受けた方がご利用いただけます。
見学・相談や利用申込み手続きについては、総合相談課までお問い合わせください。

 電話 04-2995-3100(代表) FAX 04-2992-4525(直通)
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利用定員

 概ね20名


利用期間

 利用期間や訓練内容は利用者の方々によって異なります。
利用開始後の面接等を通して利用者の方々のニーズを把握し、目標や課題、訓練内容、利用期間などを決定します。


利用料(利用者負担)について

 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(障害者総合支援法)に定められた基準に基づいて、ご利用いただいた障害福祉サービス費や食費・光熱水費のご負担があります。利用料はサービスのご利用回数等に応じて算定します。

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