思春期とは?

 子どもと大人のはざまの時期であり、ものの考え方の面でも、身体的な面でも大きく変化し、情緒的にも不安定となりやすく、『疾風怒涛の時期』といわれたりします。

思春期の子どもの悩み

 思春期は理想の自分像と現実の自分とのギャップに悩む時期で、活発に教室でも手をあげて発言していた子が、「間違ったら恥ずかしい」と消極的になったり、理想像をめざして背伸びをしたりして無理をします。周囲からの自分の評価が気になり始めますが、そのとらえ方は思い込みの強い、周囲からみると「過敏な」感じ方にみえます。この時期の子どもはより広い社会に敏感になるとともに、自分自身に目を向けることにも没頭しがちで、間違ったり、ゆがんだ自己像をもちがちです。それを親や家族がいくら訂正しても、がんとして聞き入れてくれません。

思春期の子ども