国立障害者リハビリテーションセンター自立支援局
函館視力障害センター
〒042-0932北海道函館市湯川町1丁目35番20号

視覚障害について

視覚障害とは?

視力や視野に障害があり、日常生活を送る上で困難さを感じている状態を視覚障害といいます。
具体的には眼鏡やコンタクトを着用してもある一定レベル以上の視力が出なかったり、視野が狭くなり、足元の段差に気づかずにつまずいたり、人や物にぶつかることがあります。

視力障害について

目は、自分から離れた物体を見分けることができます。これが視力です。矯正しても、一定レベルまで視力の回復が期待できない場合を「視力障害」といいます。

視野障害について

目は、静止したままでもかなり広い範囲を見ることができます。この見える範囲を「視野」といいます。全体的に見える範囲が狭くなったり、部分的に見えないところがあるなど、視野が欠ける状態を「視野障害」といいます。

その他の視覚障害について

この他にも、「物が歪んで見える」、「まぶしさがある」、「夜や暗いところでは見えにくい」、「色の判別がしにくい」など、人によって見え方に違いがあります。

視覚障害の等級と程度

視覚障害の等級は、「身体障害者福祉法」において、1級~6級に区分されています。
等級 障害の程度
1級 両眼の視力(万国式試視力表によって測ったものをいい、屈折異常のある者については、矯正視力について測ったものをいう。以下同じ。)の和が0.01以下のもの
2級 1.両眼の視力の和が0.02以上0.04以下のもの
2.両眼の視野がそれぞれ10度以内で、かつ、両眼による視野について視能率による損失率が95%以上のもの
3級 1.両眼の視力の和が0.05以上0.08以下のもの
2.両眼の視野がそれぞれ10度以内で、かつ、両眼による視野について視能率による損失率が90%以上のもの
4級 1.両眼の視力の和が0.09以上0.12以下のもの
2.両眼の視野がそれぞれ10度以内のもの
5級 1.両眼の視力の和が0.13以上0.2以下のもの
2.両眼による視野の2分の1以上が欠けているもの
6級 1眼の視力が0.02以下、他眼の視力が0.6以下のもので、両眼の視力の和が0.2を超えるもの

※身体障害者手帳に記載されている1種、2種という区分は、「身体障害者に対する旅客鉄道株式会社等の旅客運賃の割引について」という厚生労働省からの通知に定められており、交通機関の利用時に助成を受けることができる区分です。

視力障害の判定について
  1. 視力については、眼科的に最も適当な矯正眼鏡(コンタクトレンズ、眼内レンズを含む。)を掛けた矯正後の視力によって判定されます。
  2. 等級表中「両眼の視力の和」とは、両眼で見て測った視力の意味では無く、右眼・左眼の視力を別々に測った数値の和のことです。

例えば…
右眼(矯正後)0.02、左眼(同)0.04の場合、視力の和は0.06ですので、(視野障害が無い場合)3級になります。片眼が視力0でも、他の片眼の視力(矯正後)が0.7あれば、障害等級には該当せず、障害者手帳は交付されません。

視野障害の判定について
  1. 視野はゴールドマン視野計及び自動視野計又はこれに準ずるものを用いて測定されます。
  2. 等級表中「両眼の視野が10度以内」とは、求心性視野狭窄(視野が全周にわたって、周辺部から中心に向かって見えなくなってくるもの。中心部の視野は最後まで保たれ、視力も進行するまでは比較的保たれる。)の意味です。
  3. 「両眼の視能率による損失率」については、各眼毎に8方向(内、内上、上、上外、外、外下、下、下内)の視野の角度を測定し、その合算した数値から計算式で求めます。
障害認定について

視覚障害は、視力障害と視野障害とに区分して認定されます。

例えば…
視力が右0.1(矯正不能)左0.3(矯正不能)の場合は障害認定の対象となりませんが、併せて視野障害があり、例えば、両眼による視野の2分の1以上が欠けている場合、視野障害5級になります。

その他

色覚異常(色盲)や夜盲等は、現在のところ障害者手帳交付の対象となっていない視覚障害です。

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