吃音領域の研修受け入れについて

 言語聴覚療法部門では、言語聴覚士免許を持つ方を対象に、吃音領域の研修を受け入れています。必要な手続きを済ませた後、研修では症例の臨床見学や、希望によっては実際に評価や指導を行うこともできます。現在までに、3名の方が研修を行っています。

 全国的に吃音の臨床を行っている施設は少ないため、各地域で吃音臨床を行っていただける方を増やしていくために、積極的に受け入れを行っていきたいと思っております。当院では、小児だけでなく成人の吃音治療も行っていますので、幅広い年齢の方への対応をご覧いただくことができます。また、研修中だけでなく、研修後の相談等にも柔軟に対応致します。

 研修は言語聴覚士免許保持者であれば、経験年数や、吃音臨床の経験の有無を問わずに受けることが可能です。また、研修の頻度や期間も相談可能です。ご希望の方は、まずは当部門(04-2995-3100(内線3220))までご連絡ください。

難聴の療育・教育に関する連絡会議を開催しました

 当院に通う難聴児の保育園、幼稚園、学校、療育の担当者を対象に「難聴の療育・教育に関する連絡会議」を7月29日に開催し、30名の先生が参加されました。耳鼻咽喉科医師からは、聴力検査や遺伝子検査などの診断から、補聴器や人工内耳、補聴援助システムなど難聴の基礎について、STからは難聴体験と難聴児の特徴や各年齢に合わせた支援のポイントについてお話ししました。

 アンケートでは、「難聴の種類や程度、診断に必要な検査、補聴器や人工内耳のしくみなど初めて聞くことができた。担当している子の現在に至るまでの過程を想像しながら聞くことができ参加できて良かった」、「難聴の疑似体験をすることで、子音の聞き取りにくさや不安感などを実感できた。教室での配慮にいかしていきたい」、などの声が聞かれました。

 今後も難聴児を日々担当する先生方と協力しながら、子どもたちの成長を応援していきたいと思っています。

令和3年度 第1回「子どもの言語障がいに関する勉強会」を開催しました

2021年6月17日、「聴覚」と「言語発達」をテーマに、子どもの言語障がいに関する勉強会を開催しました。当日は、近隣の市区町村から母子保健に関わるみなさんが13名参加されました。勉強会では、普段言語聴覚士(ST)がどのような視点をもってどんな検査を行い、どうお子さんを評価しているか、デモンストレーションを交えながら講義形式でお話しました。その後の質疑応答では、耳鼻咽喉科医師から当院の外来についてご説明し、また参加者のみなさんも活発に質問されていました。アンケートでは「実際の検査の様子を知ることができ、相談等の説明に役立ちます」「デモンストレーションにより、どのように評価や対応を言語聴覚士の方が行っているかがわかりました。言葉の検査が多数あることを再確認しました」などの感想がありました。

第2回は、11月11日に「構音」「吃音」をテーマに開催予定です。近隣の保健センターには、9月上旬に案内を送付する予定です。みなさまのご参加をお待ちしています。

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令和3年度第1回 難聴に関する保護者勉強会を開催しました

 当院を受診した難聴児の保護者を対象に「子どもの難聴に関する勉強会」を6月3日に開催しました。今回は0歳で難聴が発見されたお子さんの保護者を中心に6名が参加され、検温や消毒、定期的な換気など感染対策に留意しながら無事開催することができました。

 STからは難聴疑似体験と日常での具体的な関わり方について、医師からは難聴の仕組みや聴力検査の種類と結果の読み取り方、遺伝子検査や補聴器・人工内耳ついて講義を行いました。難聴疑似体験では、「難聴があると言葉が聞こえにくいだけでなく、状況判断も難しくなることがわかった」、「知っている言葉は聞き取れても、知らない言葉は聞き取りにくいことがわかった」、「難聴があると、自分の声の大きさが場に適切なのか分かりにくい」、という感想をいただきました。また講義については、「難聴の原因やオージオグラムの読み取り方を丁寧に教えてもらえて良かった」という感想をいただきました。

 第2回目は11月頃を予定しています、保護者の皆様の参加をお持ちしています。

[令和3年8月10日]

令和2年度「子どもの言語障がい勉強会」を開催しました

 2020年11月26日、「構音(発音)」と「吃音」をテーマに、子どもの言語障がいに関する勉強会を開催しました。当日は、近隣の市区町村から保健師のみなさんが14名参加されました。言語聴覚士(ST)が実際にお子さんと関わっている動画も交えながら、専門機関への紹介が必要な時期や、保護者の方への助言の方法などについて、講義形式で行いました。その後の質疑応答では、耳鼻咽喉科医師から当院の外来についてご説明し、また参加者のみなさんも活発に質問されていました。アンケートでは「映像や音声でイメージがつきやすかった」「現場で活用できるチェックポイントや、STへ相談した方がよいケースなど参考になった」などの感想がありました。

 2021年度は、新型コロナウイルスの感染拡大を防止しながら、年2回開催できるよう、現在準備をしています。近隣の保健センターには、5月上旬に案内を送付する予定です。

[令和3年3月31日]

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難聴に関する保護者勉強会を開催しました

当院を受診した難聴児の保護者を対象に「子どもの難聴に関する勉強会」を1119日に開催しました。例年春と秋に開催してきましたが、コロナウイルス感染症拡大防止のため春の開催を見送り、秋の開催のみとなりました。今回は、0歳で難聴が発見されたお子さんや就学前後に難聴が発見されたお子さんの保護者7名が参加され、検温や消毒、定期的な換気など感染対策に留意しながら開催しました。

医師からは難聴の仕組みや聴力検査とその結果の読み取り方、遺伝子検査、人工内耳について講義を行い「耳の構造についてわかりやすく説明いただき、よく理解できた」、「聞こえの仕組みを知ることで難聴に対しての変な恐怖心が薄れた」という感想をいただきました。

言語聴覚士(ST)からは日常での具体的な対応についての講義と難聴疑似体験を行いました。難聴疑似体験では、STがマスク越しに話した「地名」を、保護者は耳栓を装着した状態で書き取りました。「自分が想像していたより不安、短時間だったが分からず泣きそうだった。子どももそうなのかもしれないと思った」、「聞き取りやすい音と聞き取りにくい音があった『させぼ』→『はせぼ』など。知っているから推測できたが、知らない言葉だったら推測できないだろう」、「正しく聞こえないと正しく覚えられないことが分かった」という感想をいただきました。

次年度も感染対策を行いながら、保護者の皆様が安心して子育てができるよう難聴に関する情報提供を行って参ります。

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 [令和3年3月4日]

令和2年度子どもの言語障がい勉強会を秋に予定しています

 言語聴覚療法部門では、毎年2回、地域の保健師や相談員の方に向けて、ことばやきこえについての勉強会を実施しています。

 今年度は6月に1回目の開催を予定していましたが、新型コロナウイルス感染症への対策のため中止となりました。2回目については、秋に開催の運びとなるよう準備しているところです。近隣の保健センターには9月ごろにご案内の予定です。

さて、下記に、令和元年度に開催した内容をご紹介します。毎回、体験や情報交換を大事にして、少人数で開催しています。

令和元年度開催報告


 第1回は6月20日に「言語発達障害」「聴覚障害」をテーマに開催しました。20190620聴覚
当日は近隣の市区町の保健センターから16名の保健師のみなさんが参加されました。
8人ずつのグループに分かれ、
①ことばの発達の基礎やことばの検査の実演、
②きこえの仕組みや乳幼児の聴力検査について、教具や機器の操作を実際に体験しながら学びました。


 第2回は11月21日に「構音(発音)障害」「吃音」をテーマに14名の方が参加されました。
動画を交えて、いつまでどのようにして様子をみるとよいのか、どのような場合に専門機関へ紹介したらよいのかも含めての講義がありました。


 毎回、最後は質疑応答や意見交換の時間を取りました。耳鼻咽喉科医師からは、当院の外来についての説明があり、新生児聴覚スクリーニングの最新情報についてもお話ししました。
 アンケートでは「体験型で今後の健診の時の判断にも活かせるような講義でした」、「実際に聴覚検査の機械を見せ ていただいて小さい子でも検査が可能であると学ぶことができました」(第1回)、「構音や吃音について、基本的に学ぶ機会がなく、しっかり座学で学べました。他職員と共有させていただきます」 (第2回)などの声が聞かれました。  今後も地域の母子保健の第一線で働く保健師や相談員のみなさんと協力していけたらと思っています。

[令和2年7月17日]