〔学院情報〕
臨床研究発表会・卒業研究発表会実施報告
学院 リハビリテーション体育学科 教官 梅崎 多美


 学院での学業のまとめともいえる臨床研究発表会・卒業研究発表会が、次のように各 学科で行われました。

学  科 名 称・開催日 概     要
言語聴覚学科 臨床研究発表会
平成13年1月16日
 30名が、臨床実習を経験する中で着眼したテーマについて、言語 聴覚士の指導のもとで論文形式にまとめ、発表・討議を行いました。
 テーマは「青年・成人期の言語発達障害者に対するSTの役割」 や「人工内耳装用幼児のコミュニケーション能力の拡大と言語習 得」、Broca失語1例のプロソディ障害に対する評価と訓練につい て」などがありました。
義肢装具学科 卒業研究発表会
平成13年2月5日
 11名が、「義肢装具の衛生管理法の検討」、「車いすの適合状態と 走高効率に関する研究」、「降段動作における衝撃と代償運動に関す る一考察」など、臨床に即したテーマより、その問題点を提起する 内容について発表しました。今年のテーマは、特定の内容に偏らず、 義手・義足・座位保持関係・装具・開発といった様々な視点による ものでした。
手話通訳学科 卒業研究発表会
平成13年3月7日
 15名が6グループに分かれ、ビデオによる手話データの収集、ろ う者へのインタビューなどを経て、分析・研究した成果を、手話で 発表しました。テーマは、「文末にうなずきがない場合の文構造」、 「目細めと視線」、「『動詞+助動詞』における口型」、「会話引用」、 「非会話場面における判断引用」など多岐にわたりました。
視覚障害学科 卒業研究発表会
平成13年2月22日
 13名が視覚障害の生活訓練分野のみではなく、バリアフリー、レ クリエーション等多彩な発表を行いました。内容は歩行に関する実 験2題、ロービジョン者用バリアフリー関係2題、ロービジョン者用 補助具に関する基礎研究1題、コミュニケーション媒体による効率 に関する研究2題、化粧法に関する研究1題、レクリエーションに関 する研究2題、職業に関する研究1題、身体運動感覚に関する研究1 題、盲ろう児事例研究1題で、熱心な質疑応答がありました。
リハビリテーション
体育学科
卒業研究発表会
平成13年2月23日
 11名が、運動療法部門及び理療教育部、研究所などの関係職員の 指導を得て、「花笠踊りの運動強度」「脊髄損傷者の新しい装具歩行 訓練」「片麻痺者のクロールにおける泳法指導について」「How dance companies can approch communities」など、現場に即した内 容についてまとめ上げ、発表を行いました。