更生訓練情報
「第22回国リハ・職リハ合同体育祭」開催される
更生訓練所 指導課



 梅雨の真っ盛りの6月22日(金)に第22回国 リハ・職リハ合同体育祭が開催されました。
 この体育祭は、国リハ、職リハの創設以来毎年欠 かすことなく開催されてきていましたが、昨年は雨で 中止されており、前日は朝から雨模様で予行練習も体 育館で実施され、2年続きで中止かと心配されました が、その雨も夕方から上がり、当日の朝は曇りで天 気予報も1日曇りとのことで決行されました。グラン ドも1,2カ所の水たまりがある程度で、朝8時か ら両センターの職員、学院生が総出で準備に取りかか り、30分遅れで開会することができました。
 開会式で国リハ中村総長が「曇り空に負けずに頑 張りましょう」と挨拶し、一昨年優勝の白組から優 勝杯が返還された後、一般リハ課程肢体92期樋口博 臣さんが「スポーツマンシップにのっとり正々堂々と 競技することを誓います」と力強く選手宣誓を行い競 技が開始されました。
 競技は16種目、視覚、肢体、聴覚とそれぞれ に特性を生かした競技が考えられており、入所者、 職員、学院生が一緒になり紅白に分かれて競い合いま した。恒例の「大玉送り」に始まり、まず白組 が勝利し、次の「三人四脚リレー」と立て続けに 白組が圧勝し、今年も白組かと思われましたが、ス ラロームで紅組が大勝して逆転。その後午前中の競技 では逆転また逆転と紅白相譲らず、小差で白組がリー ドして昼休みとなりました。午後の競技に入り、 まず、車椅子競技の団体戦「バトルロイヤル」、 聴覚障害の競技「ワールドカップ in TOKOR OZAWA」、で白組が制し、その後の「玉入れ 」、「綱引き」も白組に勝利されて、最後の障害 別対抗リレー(視覚、肢体、聴覚3部門)での 紅組の逆転は不可能になってしまった。それでも、 視覚の部と肢体の部では紅組 が意地を見せて勝利し、 最後の聴覚の部では、紅白それぞれ2組、計4組 でのリレー競技は、聴覚入所者がその若さを爆発させ 、大接戦を演じ白組が勝利しましたが、会場は応援 でおおいに盛り上がり大興奮の中で今年の体育祭のすべ ての競技が終了しました。今年も白組の優勝でした。
 今回の体育祭の放送は、肢体91期の千葉尚さん、 杉田章さん、小池正哲さんの3名が担当し、それ ぞれに個性のある放送で大会を盛り上げてくれました。
 閉会式で、職リハの刈部所長から白組の聴覚69期 の千嶋正美さんに優勝杯が渡され、佐藤更生訓練所長 の講評で今年度の体育祭の全てを終了しました。
 心配された雨もなく、時には、強い日差しも照りつけ るほどでありましたが、気温もそれほど上がらず、 絶好の体育祭日和となり、国リハ、職リハの職員、 入所者それに学院の学生等にとって、楽しく有意義 な一日となりました。
 最後に、この合同体育祭を水面下で支えて下さっ た裏方担当職員等の方々には大変お世話になり、感謝 申し上げます。“ありがとうございました!”

パン食競争
パン食競争
恒例の「大玉送り」
恒例の「大玉送り」
ワールドカップ in TOKOROZAWA
ワールドカップ in TOKOROZAWA
玉入れ
玉入れ

バトルロワイヤル
バトルロワイヤル