総合防災訓練実施される
管理部総務課


 当センター消防計画第41条に基づき今年度2回目の 総合防災訓練が去る11月28日(水)、所沢市東消防 副署長他7名の消防署員による指導の下、400名を超 える多数の入所者、入院患者、学生及び職員が参加し実 施されました。
 今回は、春季訓練と同様の想定(訓練時間中に地震発 生の後火災発生)とし、前回訓練の反省等を踏まえた訓 練計画を立て、次の事項を重点に検証等を行い、今後の 防災設備等の整備の充実に資するとともに、参加者の災 害発生時における措置判断や行動能力向上を図る目的で 、防災センター職員の通報機器操作、通報連絡、避難誘 導・検索、人員確認、救助・救護、消火、煙体験及び炊 き出しの訓練が行われました。
(1)防災センターの設備及び操作状況及び防災設備等 の作動状況等
(2)災害対策本部、連絡警備隊及び各地区との通報連 絡体制及び通報機器の動作等
(3)訓練時間中における入所者の人員確認方法及び適 切な避難場所
(4)負傷者の救助及び救護
(5)防災用設備・器具の活用
 訓練は、災害対策本部を防災センターへ設置して、本 部員による防災センター設備の確認及び防災センター職 員の活動状況の視察から始まり、地震発生時の行動指示 放送、火災発生通報、本部の2次避難場所への移設を行 い、避難放送により全員が1次避難場所へ避難、PHS を使用して避難完了等の通報と2次避難場所(陸上競技 場)へ移動の指示が行われ、参加者全員が陸上競技場へ 集結して避難訓練を終了し、副署長から概ね良好であっ たとの講評をいただきました。
 引き続き行われた、消火訓練では、消防署員の指導の 下、入所者・職員が実際に燃えさかる炎を消火器を使っ て消火する訓練を行いました。今回は、陸上競技場での 訓練でしたが、積極的に訓練に参加される入所者の方が 目立ち、「消火器は以外に重い。」と言われる方もおら れました。
 また、煙体験では、煙が充満したテントの中を出口ま で行くという簡単な訓練でしたが、視界の悪さのため足 が進まず、なかなか出口までたどり着けないという事が ありました。
 最後に今回が初めての試みとなる炊き出し訓練では、 作った豚汁を、希望される方に配布して全訓練を無事終 了いたしました。
 防災への備えは、平時における効果的訓練の積み重ね がきわめて重要となります。防災意識の高揚を図る観点 からも、反省・提案事項を参考に、消防計画や防災訓練 の充実を図っていきたいと考えています。

写真1
写真2
写真3
写真4