今年も理療教育課程の卒業生が巣立つ季節になりまし
た。さる1月24日(木)、冬の澄みきった碧空のもと
に平成13年度の卒業・修了生による記念植樹式がおこ
なわれました。
振り返えれば、アメリカ・ハナミズキの記念植樹は本
センタ−開設当初に始まり、以来二十数年欠かされるこ
となく中庭に彩りを添えてきました。
アメリカ・ハナミズキの花言葉は「返礼」といい、明
治45年に日米友好の目的でワシントンのポトマック河
畔に植樹された桜に対して、大正4年に贈られたのが、
日本で最初のアメリカ・ハナミズキだといわれています
。この由来を知る開設期の入所者や職員の提案で、セン
タ−建設用地の経緯あるいは日本の身体障害者福祉発展
のエピソード等から、本センタ−をアメリカ・ハナミズ
キの可憐な花で埋めようと植樹が始まりました。
当日は国家試験を間近に控えた卒業・修了予定者数十
名と、中村総長をはじめ、幹部職員並びに関係職員が集
りました。紅白一対のアメリカ・ハナミズキを入所者を
代表して一部5年の林啓三さんから寄贈をいただき、中
村総長が「大切に育てます。根付き開花するお花を見に
来て下さい」とお礼を申され、土入れが行われました。
引き続き卒業・修了予定者全員が職員の手引きを受けて
記念植樹を終えました。