更生訓練所における食中毒事故発生に備えた食事提供業務を実施して
管理部総務課栄養管理室



非常災害食を調理している様子  9月3日火曜日の昼食に更生訓練所における食中毒事故発生に備えた食事提供業務を実施しました。
 更生訓練所感染症対策委員会において食中毒事故が発生した場合に入所者への食事の提供をどう確保するのかが検討され、実際に食中毒事故発生を想定した食事提供の訓練を実施することになりました。食中毒事故が発生した場合、二次汚染の防止、原因の解明などの為に厨房、調理機器、食器等の使用を自粛又は中止となることが多くあります。
 食中毒が更生訓練所において発生し、9月3日午前9時に更生訓練所の厨房及び調理機器、食器の使用を自粛して当日の昼食を非常災害食で対応と決定されたこととし、訓練を開始しました。

 訓練内容は次のとおりです。

 行程は次のとおりでした。

  1.  午前9時5分過ぎ訓練開始の連絡を受けた総務課職員が訓練所栄養管理室の倉庫から非常災害食を代替え厨房へ搬出、運搬
  2.  午前9時20分過ぎから非常災害食を各代替え厨房において栄養管理室の調理師が調理を開始
  3.  午前11時過ぎから指導課、生活訓練課の職員が視力障害の入所者の配膳を開始
  4.  午後12時過ぎから入所者の食事開始
  5.  午後1時過ぎに視覚入所者の下膳が職員によって行われ訓練終了

非常災害食を盛りつけしている様子


 訓練開始時の天候は「晴れ」気温「30度」湿度「70%」と食中毒事故を起こさないように注意を必要とする状況であり、作業は慎重にそして確実に行うよう職員一同心がけて訓練を行いました。
 調理、配膳など訓練は順調に進み、食事の準備が間に合わないのではないかという心配も杞憂に終わり無事時間に食事を提供できました。
 入所者の皆様には通常と異なる食事の提供であり、不便や不満な点があったと思いますが、御協力を頂き無事訓練を終了しました。
 今回の訓練を通して食中毒事故や災害が発生した場合の食事提供についての問題点や困難性が明らかになりました。それらに対応するため更に検討を重ねていきたいと思います。また、当然のことながら栄養管理室職員一同食中毒事故を発生させないようさらなる衛生管理の徹底に万全を期していきます。


盛りつけられた非常災害食