[野鳥シリーズ28]
リハセンターに飛来する野鳥を友に
東京都福祉事業協会 スタルト方南(母子生活支援施設)
見原 捷三(元理療教育部長)



ハクセキレイ


 前号に引き続きセキレイの記事を掲載することにします。今回ご紹介するのは、ハクセキレイです。このハクセキレイは、全長が約21cmで雌雄同色です。前号でご紹介したキセキレイが黄色っぼく、又、セグロセキレイは白と黒を基調にしているのに対して、ハクセキレイは、全体的に白っぽく特に顔の部分が白いセキレイです。
 鳴き声は、「チッチュイ、チッ、チッイ」と澄んだ声で囀り、飛び方は他のセキレイ同様に鳴きながら波状に飛びます。
 生息地は、海岸や河口の砂地、川岸、水田、畑、草地等で、水辺や地上を活発に歩きながら昆虫などの小動物を捕らえ、時には飛びあがって捕食することもあります。リハセンター構内では、主に歩行訓練所のある中庭周辺や野球場、グラウンドの芝生などで、見かけることがあります。
 巣は枯れ草などで椀型の巣を作り、産卵期は5月から7月、抱卵日数及び巣立ちまでの日数はそれぞれ2週間前後です。
 繁殖期以外には、夜になると橋桁や街路樹などをねぐらとして、数千羽の集団を作って夜を過ごすこともあります。


ハクセキレイ