〔お知らせ〕 |
「組織再生と機能回復」シンポジウム開催案内 |
管理部 総務課 |
「組織再生と機能回復」シンポジウムを次のとおり開催する
ことになりましたので、お知らせいたします。
1趣 旨
近年、神経組織の再生能力が確認され、損傷脊髄にも再生が
起こりうることが明らかにされた。この細胞生物学研究の進歩が
臨床医療に応用されることが可能となった暁には、従来の治療の
前提を越えた治療体系の再構築が必要になると考えられる。
組織再生医学の実用化のためには、損傷組織が再生組織により
代替され、再生組織が損傷組織の担っていた機能を獲得すること
が必要となる。再生組織が目的に適った機能を発揮するように
なるためには、外界からの様々な刺激(生物学的、物理的、
心理的さらに環境)に対する応答が学習されなければならない。
再生医療の実現を図る過程において、この再生組織の機能再構築
が解決すべき重要課題となると考えられる。
近未来的に実現するであろう再生医療の臨床応用に備え、基礎
研究の進歩に即した臨床応用基盤の整備を図る目的をもって、
シンポジウム「組織再生と機能回復」を開催する。
2主 催 国立身体障害者リハビリテーションセンター
3日時及び場所 平成15年12月6日(土) 10:00〜16:00
東京国際フォーラム ガラス棟5F G510号室
(千代田区丸の内3-5-1 TEL 03-5221-9040)
4プログラム 別 紙
5参加予定者数 医師、研究者及びリハビリテーション関係職種
100名(先着順:入場無料)
6参加申込先 国立身体障害者リハビリテーションセンター
管理部総務課庶務係
TEL 042-995-3100
FAX 042-995-3102
E-mail so_syomu@rehab.go.jp
「組織再生と機能回復」シンポジウム プログラム |
10:20 〜 12:00 |
座長 東京大学医科学研究所ヒト疾患モデル研究センター幹細胞治療研究分野 教授 中内 啓光 |
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1 脊髄損傷再生研究の現状 | 東京大学整形外科 田中 栄 |
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2 神経細胞分化の基礎 | 熊本大学発生医学センター転写制御分野 教授 田賀 哲也 |
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3 脳における軸索ガイドのメカニズム | 大阪大学大学院生命機能研究科脳発生生理研究室
教授 村上 富士夫 |
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13:00 〜 14:30 |
座長 国立身体障害者リハビリテーションセンター 総長 佐藤 コ太郎 |
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4 骨髄間質細胞における選択的誘 導法の確立と神経再生への応用 |
京都大学生体構造医学講座機能微細形態学 助教授 出澤 真理 |
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5 ヒト神経幹細胞の大量培養技術開発 | 産業技術総合研究所ティッシュエンジニアリング 研究センター細胞工学チーム 研究員 金村 米博 |
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6 軸索再生の可能性 | 東京大学整形外科 緒方 徹 |
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14:40 〜 16:00 |
座長 東京大学感覚運動機能医学講座整形外科学 教授 中村 耕三 |
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7 損傷脊髄の残存機能 | 国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所 運動機能系障害研究部神経筋機能障害研究室 室長 中澤 公孝 |
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8 脊髄再生研究の将来展望 | 慶応義塾大学医学部生理学教室 教授 岡野 栄之 |