第24回リハ並木祭を終えて
リハ並木祭実行委員会事務局



 去る10月18日(土)、「イキイキ きらきら いのちいっぱい  ゆめいっぱい」のテーマの下、国立身体障害者リハビリテーション センター・国立職業リハビリテーションセンター合同でリハ並木祭 が開催されました。
 理療教育課程専門課程2年3組富田豪さんと一般リハビリ テーション課程聴覚76期町村舞子さんによる開催宣言で開会式が 始まり、司会は、一般リハビリテーション課程肢体99期渋木奈奈 さんが担当しました。映像によるポスター・テーマの応募作品紹介 や、各障害代表による挨拶など、様々な工夫が光っていた開会式 でした。
 訓練発表、クラブ発表、病院・学院紹介、模擬店等の様々な企画 を始め、今や恒例となっている、東京サロンオーケストラの演奏会 が行われました。今年はリハ並木祭に東京サロンオーケストラが 参加するようになって10年目ということを記念して、開会式に おいて、佐藤総長から感謝の言葉と感謝状が贈られました。毎回 好評の生オケコーナーでは、過去9年間のコンサートで歌われた 曲目の中から出演者に選曲してもらったり、同団がリハ並木祭に 参加するきっかけを作って下さった、二瓶前更生訓練所長にお願 いして当時のエピソードを紹介して頂くなど、内容も盛り沢山で、 途中、漏電のため演奏を中断するというハプニングもありましたが、 幸い大きな事故には至らず、盛況の内にコンサートを終了する ことができました。日頃の訓練やクラブ活動の発表、患者さんや ご家族との交流の場になっている企画もあり、多くの方々に 楽しんで頂けたのではないでしょうか。また、入所者食堂の一部を 「談話サロン」として開放したところ、たくさんの人々に利用して 頂けたのもうれしいことでした。

クラブ発表 生花 クラブ発表 書道
軽音楽部 コンサート 的あてゲームの様子

 当日の開催に向けて、4月末からセンター全体の調整を始め、5 月16日には各部署からの代表により組織された実行委員会を設置し、 第1回目の実行委員会を開催、活動をスタートしました。その後 同委員会において、確認・調整を繰り返しながら準備を進めたの です。並木祭の後に行ったアンケート結果に基づいて、11月6日 に反省会を実施。同日をもって同会を閉会・解散しました。 半年間にわたる、実行委員の皆様のご協力とご尽力に対し、この 場を借りて改めて御礼申し上げます。
 アンケートでは多くの声が寄せられ、ここにその全てをご紹介 することはできませんが、様々なご意見を頂いております。 例えば、一日のみでなく二日間実施して欲しいという意見、 その反対に今年度同様の日程が適当という意見も多くありました。 係の仕事をこなすのに精一杯で会場を見てまわる余裕が持て なかったのが残念、もっと集客力のある企画が欲しい、それぞれ の企画に創意工夫が見られすばらしかった、等々。一部の職員 または入所者に業務が偏っているのではという指摘もありました。
 実行委員会では、リハ並木祭を意義深いものと考えており、 今後も継続した方が良いという意見が大半でしたが、センター 全体で関わる行事という位置付けであるはずが、実際には部署 毎の取り組み姿勢や対応の状況に温度差があり、実行委員会だけ では解決できない問題でもあると思われます。今年度の実行委員会 としては次年度もリハ並木祭の一日開催を提案することとして 閉会しましたが、入所者・職員の皆様の更なる協力を期待して 次年度に引き継ぎたいと思います。


職リハ名物 花電車 東京サロンオーケストラ 感謝状贈呈
オーケストラ指揮に挑戦する参加者 東京サロンオーケストラ 花束贈呈