〔野鳥シリーズ35〕
リハセンターに飛来する野鳥を友に
東京都福祉事業協会 母子生活支援施設
スタルト方南 見原 捷三(元理療教育部長)



カシラダカ
 カシラダカは、全長15cm、日本ではツグミ等と共に、最も普通 に見られる冬鳥です。秋冬の季節になると山地や平地の明るい林、 耕地あるいは、川原等に群れを作り草の実などを食べます。
 姿形は、写真のとおり眉斑と喉以下が白で、胸は褐色それに、 灰色の頭央線があり下面は白くて胸から脇には、褐色斑があり ます。
 雌雄とも短い冠羽があり、枝に止まった時にこの冠羽を立て ることからこの名が付けられました。鳴き声は、チッ、チッと 細く鳴き、春になるとヒバリに似た囀りをします。
 10数羽から数十羽の群れになっていますので、リハセンター 構内でも身近に観察できると思います。
 カシラダカは、一見、ホウジロと良く似ており、見間違いや すいのですが、カシラダカの方が全体的に白っぽく、また、 目の上下に黒い線がありません。
 冬はバードウォッチングの季節です。木の葉も落ち観察し やすくなりました。リハ構内や公園を散歩の折、野鳥の鳴き 声が聞こえたら空を見上げると、野鳥達との出会いがあると 思います。

枝に止まったカシラダカ