平成16年度 障害者週間記念式典開催される
管理部企画課


 去る12月3日(金)から9日(木)までは障害者週間でした。障害者週間は、平成16年6月の 障害者基本法の改正により、国民の間に広く障害者の福祉についての関心と理解を深めるとともに、 障害者が社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に積極的に参加する意欲を高めることを 目的として、従来の「障害者の日」(12月9日)に代わるものとして法定されました。 この期間を中心に、国、地方公共団体、関係団体等においては、様々な意識啓発に係る取組を展開します。
 当センターにおきましても、障害者の社会参加の推進と障害者問題に対する国民一人一人の 理解を深めることを目的とし、当センター講堂において12月9日(木)13時半から 障害者週間記念式典を開催し、当センター佐藤総長、国立職業リハビリテーションセンター 市川所長の挨拶の後に、永きに渡って当センター入所者のボランティア活動にご尽力を いただいております方々に対し、感謝状及び記念品を贈呈し、感謝の意を表しました。 続いて入所者代表から、式典に出席されたボランティアの方々に感謝のことばを申し上げ、終了しました。
 14時からはアテネ・パラリンピック水泳金メダリスト河合純一さんが特別講演をなされました。 河合さんは生まれつき左目の視力がなく、右目の視力のみでした。5歳の時から水泳を始められ、 15歳の時には右目の視力も失われ、筑波大学附属盲学校高等部に進学し、そこで水泳部の顧問、 寺西先生と出会い、トレーニングに励まれるようになりました。17歳でバルセロナ・パラリンピック 全盲部門に出場して以来、2004年のアテネ・パラリンピックまで4大会連続の出場で毎回メダルを 獲得されています。
 2004年のアテネ大会では金1、銀2、銅2のメダルを獲得されました。
 当日、河合さんは早稲田大学大学院での研究活動でお忙しい中、ご講演くださいました。
 様々な困難を乗り越えられ、元気に活躍なされている河合さんの講演を通じ、我々聴衆一同 大きな元気を得ることができたひとときでした。


障害者週間記念式典の様子 その1 障害者週間記念式典の様子 その2