国立身体障害者リハビリテーションセンター創立25周年記念シンポジウム 「共生社会における障害のある人の自立生活・就労支援」開催報告 |
管理部企画課 更生訓練所指導部 |
平成17年2月5日(土)に当センターにおいて「国立身体障害者リハビリテーションセンター
創立25周年記念シンポジウム (以下「シンポジウム」という。)」が開催されました。
本シンポジウムの趣旨は、『更生施設の活動場所を障害者と地域、職場との間に求め、
共生社会を築くために、 更生施設に求められるものは何か、何ができるか、現状にどのように
働きかけるかなどのディスカッションを通して、更生施設のこれからの姿を描く』というものでした。
これら企画趣旨に添い、テーマを大きく3つに分け、講話形式が一題、座談会形式、
パネルディスカッション形式での進行となりました。下記はテーマと演者です。
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当日は天候にも恵まれ、都県市区町村の行政関係者、社会福祉協議会職員等、
結果総数184名の参加をいただきました。
障害と自立生活、就労に関する動向については、村木課長から現在、
厚生労働省が進めているグランドデザインの概要と就労等の関係について、
パワーポイントを用い、わかり易く説明いただき、
今後の当センターの存続についても再認識させられました。
更生訓練施設の実績と直面する課題については、主に就労について、
センターでの実績と無年金障害者及び国際社会における障害者の就労状況等を提言いただき、
障害者の就労に係る諸問題と解決にむけての方向性が再認識されました。
パネルディスカッションでは、座長の進行のもと、それぞれの立場から御意見をいただきました。
特に自らが地域で自立生活支援活動を行っている谷口教授の提言は、
当事者自らが鋭い切り口で大局をとらえた提言をユーモアを交えて発言いただき、
聴講者も興味深く耳を傾けていました。
当日は9:45から16:00までのプログラムでしたが、最後まで熱心に聴講いただいた結果から、
内容的にもセンター創立25周年の記念となるシンポジウムとして、
成功裡に終了したものと認識しております。
終わりに、本シンポジウムの開催に当たり、多くの協力をいただきました関係者の方々にお礼を申し上げ、
本シンポジウムの報告といたします。