リハセンター職員の皆さんは当センター創立5周年記念誌「草創」を読まれ
ているでしょうか。その中には、センターの設立構想とそれを具体化するまで
の経過、創設時の様子等が詳しく記されております。創設前後に、諸課題の解
決に当たられた多くの方々のご苦労と熱気が紙面から伝わって参ります。
7月1日は当センター創立記念日であり、昭和54年のこの日に我々の先輩20
0名がセンターの新職員としての辞令交付をうけ、決意を新たにセンターでの
業務に取りかかられております。
当センターは、創生期に続く発展期と充実期を経て、現在転換期にあります
が、センターの沿革を見ますと、創立10周年を過ぎた平成3年までにはほぼ現
在の体制に発展し、充実期へと移行しております。そして、創立20周年を迎え
る前後からは、社会福祉基礎構造改革、さらには高齢化や認知障害への対応の
増加などのサービス内容の変化もあり、転換期に入っております。
転換期にこそ、これまでの流れを振り返ることが重要でしょう。当センター
では、毎年この時期は特に行事が多く多忙ではありますが、すでに読んでおら
れる方も「草創」を再び紐解かれることをお勧めします。
社会の変化に即応した先駆的なリハビリテーションを実践し、その経験を通
じてのリハビリテーション技法に関する実践的な研究開発を行うことが当セン
ターの責務であり、そうした「モデル」を内外に示すこととした当初の高い理
念と熱意を再確認できることと思います。
現在、更生訓練所を中心に、グランドデザインを視野に、時代の要請に対応
した変革への取り組みを進めているところです。我々がどのように社会の変化
に即応しようとしているかを国内外の人々は注目しております。是非、創設当
初の熱意と柔軟性とをもって次なる1/4世紀を切り開いていきたいと考えて
おります。センター関係者のご協力を切にお願いする次第です。
なお、当センターの歩みを記したものには、「草創」の他に、「創立10周年
記念誌」、創立15周年記念「明日に向かって」、「創立20周年記念誌」、「研
究所のあゆみ」などがあり、さらに統合前の国立在京3施設それぞれの記念誌
もセンターを理解するのに役立ちます。
これらは各部署にも備えられているはずですが、参考までに、図書室と総長
室におけるそれらの保管状況を記しておきます。
国立身体障害者リハビリテーションセンター関連の記念誌等保管状況
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「草創」 |
1冊 |
1冊 |
「創立10周年記念誌」 |
1冊 |
1冊 |
創立15周年記念「明日に向かって」 |
2冊 |
1冊 |
「創立20周年記念誌」 |
2冊 |
1冊 |
研究所のあゆみ |
2冊 |
1冊 |
国立身体障害センター「20周年記念誌」 |
2冊 |
1冊 |
国立身体障害センター「創立30周年記念誌」 |
2冊 |
1冊 |
国立聴力言語障害センター「10周年記念誌」 |
1冊 |
― |
国立聴力言語障害センター「創立20周年記念資料」 |
1冊 |
― |
国立聴力言語障害センター21年のあゆみ |
1冊 |
1冊 |
国立東京視力障害センター「20年誌」 |
2冊 |
1冊 |
国立東京視力障害センター「31年誌」 |
2冊 |
1冊 |
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