〔更生訓練所情報〕 |
第27回理療教育課程入所式 |
理療教育部 |
桜の花がほころぶ平成18年4月11日、理療教育課程は専門課程28名、高等課程5名、合
わせて33名の新たな仲間を迎えました。
今年度から、理療教育部がケースワークを含めて教育実践を行っていくという文字どお
り新体制での入所式です。
しかし、2月に行われたあん摩マッサージ指圧師試験、はり師試験、きゅう師試験の合
格率が90%近くにまで達した喜びを、教官と在所生とが、共に分かち合った翌日の式であり
ましたので、いつもより晴れやかな空気の漂う雰囲気の中で執り行うことができました。
33名の方々の氏名告示の後、江藤更生訓練所長が新任の挨拶を兼ねたお祝いのことばを
述べられました。
江藤所長がかつて所属されていた東京大学附属病院のリハビリテーション科には鍼灸師
が常勤のスタッフとして配置されており発展を続けていることや、わが国の中で、三療が
伝統的に行われており、社会からの期待を背負っていることなど、厳しい合格率や雇用の
状況においても、希望と明日につなげていく努力が将来の道を拓く礎になるという教えは、
これから学ぶ皆さんの励みになったとともに、在所生、理療教育部の職員にとりましても
ありがたく、また身の引き締まる思いのする内容でした。
そして、加藤学友会長の歓迎のことばに続き、新1年生を代表して、専門1年遠藤智明
さんがマイクの前に立たれました。センターでの生活に期待を抱くと同時に、学業の困難
さを乗り越えていくためには先輩や職員の励ましが必要であるという短い挨拶の中に、33
名それぞれの思いが凝縮されているのを感じました。
障害者自立支援法施行という節目の年度に入所された皆さんの理療教育課程での御多幸
と、新しい人生への第一歩を歩み始められた勇気を称えます。
どうぞ御一緒に精一杯励みましょう。