総合防災訓練の実施について
管理部総務課



 平成19年度第1回目の総合防災訓練が6月13日(水)所沢市東消防署の協力を得て実施されました。

 この防災訓練は、当センター消防計画第41条に基づき、消火訓練から、通報、避難、救助訓練までをまとめて実施する年2回の総合訓練です。

 今回の訓練は、夜間に震度5強の強い地震が発生し、二次被害として当センター宿舎棟2階北談話室及び病院本館4階病棟食堂から同時に火災が発生したという想定で、夜間勤務の体制での訓練となりました。

 一報を受けて更生訓練所及び病院では宿直者・準夜勤者・警備員が防災センター職員と協力して火元の確認や、利用者・入院患者への対応にあたり、また構内の公務員宿舎から駆けつけてきた職員が、利用者・入院患者の避難誘導や検索に当たりました。

 それぞれ第1次避難場所で、安否確認が行われ、その後第2次避難場所である陸上競技場へ避難場所を移しました。

 陸上競技場では、所沢市東消防署課長より講評をいただき、消火器の使用方法を教えていただいた後に、利用者、職員等約40名が水消火器を用いた消火訓練を行い、全ての訓練が終了いたしました。

 これまで、部門別では夜間を想定した訓練を実施していたのですが、センター全体では今回が初めての取組となったため、構内宿舎入居職員の出動訓練も併せて行いました。しかし、非常チャイム及び避難放送の聞き取り、非常用誘導装置の作動、担当する避難誘導場所までの時間を検証した結果、ほとんどの職員が非常チャイム及び避難放送の確認ができず、素早い対応が取れなかった等の問題点が浮かび上がりました。これらを反省材料として、更に防災体制の一層の確立に向けて検討を重ねる必要があると感じました。



(写真1)総合防災訓練の様子 (写真2)総合防災訓練の様子