〔学院情報〕
平成20年度サービス管理責任者指導者養成研修
更生訓練所 就労移行支援課就労相談室長 石渡 博幸




  9月10日(水)から12日(金)までの3日間、当センター学院おいて、厚生労働省主催の「サービス管理責任者指導者養成研修」が開催されました。「サービス管理責任者」とは、障害者自立支援法に基づく障害福祉サービス提供を行う指定障害者支援施設等において、アセスメントに基づいて、利用者の方に対するサービス提供の内容や方法、期間などを明記した「個別支援計画」を作成し、定期的なモニタリングを行いながら、その進行管理等を行う役割を担う者であって、利用定員に応じた配置が義務付けられており、当センターの更生訓練所においても、基準に従った配置が行われています。
  本研修は、都道府県において行われているサービス管理責任者養成研修の企画・立案や講師の役割を担う者の養成を行うもので、提供される障害福祉サービスの種類別に都道府県からの推薦を受けた者を対象としています。研修は、全体での共通講義を行った後、障害福祉サービス事業別の5分野と都道府県の研修担当者のグループに分かれて、具体的なアセスメントや支援課題の整理、個別支援計画作成などの演習や都道府県における研修の実施状況等に関する情報交換が行われました。本年度の受講者は、5分野233名と都道府県の研修担当者37名の計270名であり、当センター学院が実施する研修会では、最も参加人数の多い研修会となっています。
  また、昨年度に続き、国立更生援護施設からも地域生活(身体)に5名、同(知的・精神)に2名、就労に3名の職員が受講しました。
  当センターから受講した職員は、埼玉県の「サービス管理責任者養成研修」における講師として派遣されたり、研修の企画・運営に協力するなど、埼玉県における「サービス管理責任者」養成に一定の役割を果たしてきています。
6月に行われた「相談支援従事者指導者養成研修」とともに、厚生労働省の主催する専門職員養成のための全国研修であり、これらの研修会を行うことは、当センターの機能の一つである、「専門職員の養成」において重要なものと考えます。
  今後とも、有意義な研修会が行われるようセンター各部署のご協力をいただきながら、進めて行きたいと考えています。

 

  
分野
障害福祉サービス事業
介護 療養介護・生活介護
地域生活(身体) 自立訓練(機能訓練)
地域生活(知的・精神) 自立訓練(生活訓練)・共同生活援助・共同生活介護
就労 就労移行支援・就労継続支援
児童 児童デイサービス

 


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