〔センター行事〕
平成22年度「第27回業績発表会」開催報告
管理部企画課



 第27回業績発表会は、平成22年12月22日(水曜日)に、例年通り、センター本館大会議室を第1会場、中・小会議室を第2会場に分けて開催いたしました。
 この業績発表会は、職員がその事業や学術研究のうえで、成し遂げた成果を発表・討議する機会を設けることによって、職員相互の研鑽と連帯の強化を図り、効果的・総合的なリハビリテーションの推進を図ることを目的に昭和59年度から毎年12月に開催されているものです。
 平成12年度からは、他の国立更生援護施設の職員にも参加を呼びかけ、今年度は、神戸視力障害センター、伊東重度障害者センター、秩父学園からの参加も含め、演題数51題(口頭発表47題、ポスター発表4題)と昨年より多くの参加がありました。
 業績発表は、演題を障害毎にセッションに分け、そのセッション分野の専門の職員が座長として進行に当たり、発表とそれに対する質疑応答を通して相互の理解を深めることとしています。
 今回の特色として一つ目は、一つのテーマについて複数で発表することにより、一面的でなく多面的に捉えることができた演題が多く見られ、その中でもセンターが実施している「青年期発達障害者の地域生活移行への就労支援に関するモデル事業」については、自立支援局、病院及び研究所が共同し、さまざまな視点からの発表があり、職員にとって事業の概要がイメージしやすい演出となったようです。
 二つ目は、複数年度にわたり継続して研究及び調査を実施し、経年経過が良くわかる演題発表も数多く見られました。
 業績発表の後に特別講演として、当センターの運営委員会の委員である東京大学高齢社会総合研究機構長 鎌田 実氏をお招きして、「ジェロントロジー概論」を演題に大変貴重なお話を伺うことが出来ました。


(写真)東京大学高齢社会総合研究機構長 鎌田 実氏の講演

 最後に、本日の発表者のなかから優秀な発表に、総長より次の方々に表彰状が授与されました。

○優秀賞
自立支援局理療教育・就労支援部 近藤 和弘
自立支援局自立訓練部 菅原由貴子
自立支援局総合相談支援部 阿部 真市
病院看護部 吉田 尚子
研究所感覚機能系障害研究部 蔡 暢
研究所福祉機器開発部 山中 康弘
○奨励賞
研究所福祉機器開発部 寺田 容子
研究所運動機能系障害研究部 加藤えみか
○特別賞
自立支援局伊東重度障害者センター 菅野 博也
自立支援局神戸視力障害センター 今井 進


 優秀賞受賞者(上記の6名)の皆さんからは、発表の概要を含め、今後の抱負等について、「第27回業績発表会職員表彰報告」として本誌2月号でご紹介する予定です。
 なお、全演題・発表者及び予稿(一部未公開を除く)については、センターホームページに掲載しておりますのでご覧いただければ幸いです。


(写真)表彰者