〔学院情報〕
学院スポーツ交流会開催される
学院事務室


 去る5月13日(金)、当センター体育館において、学院スポーツ交流会が開催されました。東日本大震災の影響が残る中、開催自体を検討しようとの声もありましたが、「自粛や被災地の復興のための活動の他に、今我々に出来ることを精一杯やっていくことが将来の日本の復興につながっていくのだ」との思いから開催を決めました。
 この交流会は、日ごろ疎遠になりがちな他の学科の学院生及び教職員との交流を深め、養成事業の効果的な推進に資するために、毎年この時期に開催されているもので、学院生、職員合わせて141名が参加しました。
 交流会開催準備のため、各学科から選出された実行委員により、当日までに延べ6回の委員会を開催し、競技内容・役割分担等について検討を重ねてきました。委員会は、終始、学生が中心となって企画、運営されました。各学科で運営の役割分担をしたこともあって、学科間の交流だけではなく、学科内の交流も深まったと思います。
 当初は、陸上競技場・野球場でキックベースボール、体育館でドッヂビー・バレーボールの実施を予定していましたが、前日までの悪天候の影響により屋外の陸上競技場・野球場を使用することが出来ず、急遽、内容を検討し直し、屋内の体育館でドッヂビー・バレーボールのみを行うことになりました。
 開会式は13時に始まり、学院長挨拶と選手宣誓、準備体操等を行った後、13時30分から各学科の学生、職員入り混じってドッヂビーが行われ、その後クラス対抗バレーボールが行われました。両競技とも大いに白熱し、楽しく無事終了することができました。イベントを通じ、一致団結して物事を成し遂げていくことなど、多くのことを学んだことだと思います。この学生たちが社会に羽ばたいていったとき、それぞれの分野で大きな力を発揮し、そのことは、日本に活力を与え、ひいては震災からの復興にもつながっていくだろうととても頼もしく思った一日でした。
 最後に、学院生を代表して言語聴覚学科の寺口あかねさんと舛田悠子さんに感想文を書いていただきましたので、紹介します。




スポーツ交流会を終えて

言語聴覚学科1年  寺口 あかね


 体育館は絶叫と熱気に包まれていた。一体国リハのどこにこれだけの人がいたのだろう。教官・学生が色とりどりの各学科Tシャツを着用しスポーツに興じる光景は、普段の穏やかな学院の雰囲気からは想像もつかない様子であった。前半の種目「ドッヂビー」では他学科混合のチーム編成であったため、チームのほとんどの学生がお互い初対面の状態である。初めのうちは少し遠慮の気持ちがあったものの、気がつけば名前も知らない人と抱き合って勝利を喜んでいた。後半の種目「バレーボール」では、どのコートでも白熱した試合が繰り広げられていた。学生陣は日頃から授業の合間に練習に励んだにも関わらず、ここ数年抜群のチームワークで連勝している教官チームにあと一歩及ばず。今年も優勝杯は教官チームのものとなった。
 交流会を通じて感じたことは、各学科の素晴らしい団結力・一体感である。学生達の温かい人間性を垣間見ることができ、これからの学院生活を想像すると期待に胸が膨らむ。来年は必ずや、バレーボールで教官チームに勝利しようと密かな決意を胸に、清々しく交流会を終えることができた。




スポーツ交流会を終えて

言語聴覚学科1年  舛田 悠子


 先日他学科とのスポーツ競技会が行われました。入学して以来、他学科との交流の場を持つことはなかった上に、講義を受けたり勉強したり室内にこもることがほとんどだったため、久しぶりに運動が楽しめるということに皆がわくわくしていました。残念ながら前日の雨でグラウンドが使えず、ドッヂビーとバレーボールの二競技でした。ドッヂビーではまるで小学生に戻ったかのように無邪気に逃げ回ったりフリスビー回しを工夫したり、お互いろくに名前も知らないまま打ち解けていくのが印象的でした。また、バレーボールは学科別のチームだったので、一致団結してプレーしたり、声援が自然と発展して応援合戦になったりと、よこにもたてにも自分のコミュニティーが広がった瞬間を味わえたと思います。イベント係という立場のおかげで、一足先に他学科のイベント係と一緒に協力する機会を得ることもできました。他学科への理解を深め、心から楽しむことがこの競技会の目的なのだとしたら、まさしく我々は目標を素晴らしく達成できたと言えるでしょう。我々が学院生としての一体感を共有した時間でした。



写真 ドッヂビーをしている写真   写真 バレーボールをしている写真
ドッヂビー   バレーボール