〔自立支援局情報〕
「障害者ワークフェア2011inさいたま」に出展をして
自立支援局 就労移行支援課


 平成23年11月22日(火)と23日(水)勤労感謝の日に開催された「障害者ワークフェア2011inさいたま」に自立支援局としてエントリーし、就労移行支援、就労移行支援(養成施設)の展示を行いましたのでご紹介いたします。

 障害者ワークフェアは、平成13年度までは「全国障害者雇用促進大会」として実施され、平成14年度から表彰式は東京で行い、展示を中心に「障害者ワークフェア」として全国障害者技能競技大会(アビリンピック)に合わせ行われています。昨年度は「横浜アリーナ」を会場とし、出展者151,来場者36,700の規模で実施されました。

 昨年来出展を検討していたところでしたが、今年は、さいたま市スーパーアリーナ コミュニティーアリーナを会場として実施され、時期的にリハ並木祭後で、協力事業所表彰を行う障害者の日記念式典との間にあたりエントリ可能であること。また、埼玉県内はもとより近県の職場開拓、求職、実習、就職、定着支援でいつもお世話になっている企業や就労関係機関が多数参加をするであろうと予想され出展申し込みを行いました。

 出展申込み後、就労関係機関の情報交換会において障害者ワークフェアで開催されるセミナーに国リハから参加者登録がないと名指しでの参加の依頼がありました。出展申込み者が公表されると、企業の他、職リハ、吉備リハ、埼玉県立特別支援学校塙保己一校と熊谷理療技術高等盲学校のマッサージ体験など特別支援学校や障害者支援施設なども多数出展していることがわかりました。また、開催時期が近付くに従い企業や特例子会社、さいたま障害者雇用サポートセンター、就労・生活支援センター、地域の就労関係機関連絡会議の方々との話題に障害者ワークフェアの出展が上るようにもなってきました。

 開催日の11月22日(火)は、10時30分からオープニングセレモニーが行われました。主催者のご挨拶では、「先進的な障害者雇用の取り組み、職業能力開発施設や福祉施設における展示、実演、またセミナーや経験交流会などを行う総合的な一大イベントであり、今年は、能力開発、就職支援、職場紹介の3つのテーマごとに150を超える企業や支援施設の展示を行うほか、障害者による経験交流会を開催すること。また、被災地の障害者の皆様を応援するとともに、障害者雇用に向けての様々な取り組みに見て、触れて、体験していただく。また、様々な立場の方々の交流を通じて障害者雇用に取り組んでいただく大会」とのご紹介がありました。

 自立支援局は、能力開発ストリートに展示ブースを構え、就労移行支援と就労移行支援(養成施設)の訓練紹介、利用相談を、就労移行支援課職員を中心として理療教育課教官、総合相談課職員の協力により行いました。

 11時より17時まで展示コーナー本番となりました。平日ということもあり、来場者は出展をしている企業関係者や特別支援学校の生徒、障害者雇用を検討している企業の担当者が多かったように思われます。当センター展示ブースにも、新規にヘルスキーパー雇用を検討している企業や店頭販売で障害者雇用を検討している企業から相談がありました。そのほかにも、障害者雇用の先進事業所の担当者の方々も展示ブースを訪ねてこられ情報交換をすることが出来ました。

 23日(水)は、9時〜16時までが本番となりました。勤労感謝の日ということもあり、障害をお持ちの方ばかりでなく、ご家族やご父兄がお子様をお連れになったり、ご家族だけで相談に来られる方も多く、当センターの紹介、就労移行支援や施設入所支援についてご説明を行いました。また、身体に障害のないようにお見受けするお子様をお連れになった方が多く見受けられました。ご相談内容から、隣の職リハ展示ブースへご紹介することも多くありました。

 当センター展示ブース前を通る方に、透明封筒に入れた「ごあんない」と利用者募集要項、就労移行支援紹介リーフレットの配布を行いました。他の出展者のように販促グッズをつけていないにもかかわらず持ち込んだ1000部のうち500部ほどの配付が出来ました。

 いつものことながら、当センターの就労移行支援が就労に関して職リハより後発であることや、職リハが自身を紹介するおりに、職リハを国リハ、当センターを障リハと呼んでいることもあり、特別支援学校生徒のご家族や企業の方たちは所沢の国リハというと、当センター敷地全体が国立職業リハビリテーションセンターと思っています。県内の就労関係機関や特例子会社等の方々には、職リハと国リハ就労移行支援の違いを近年漸く理解していただけてきています。今回、展示ブースを自立支援局、職リハ、吉備リハとお隣同士で出展をし、違いや利用方法を説明することが出来たことは良かったと思っています。違いを理解した上でのご相談やご質問も数十件ありましたので、今後の見学、利用相談に結びつけられる良い機会を得られたと考えています。

 来年度の就労ワークフェアは、長野県において開催されることとなっています。また、出展方法を検討したいと考えています。

障害者ワークフェア2011inさいたま
開催日: 平成23年11月22日(火)、23日(水)
開催場所: さいたまスーパーアリーナ (コミュニティーアリーナ)
主催: 独立行政法人高齢・障害、求職者雇用支援機構、埼玉県、厚生労働省埼玉県労働局、さいたま市、社団法人埼玉県雇用開発協会
展示イベント: 震災復興応援コーナー、アビリンピックコーナー・技能体験コーナー、ステージイベント・セミナー、150を超える企業・団体の展示ブース
セミナー: 車椅子シーティング講習
障害者雇用サポートセミナー(埼玉県)
セミナー「企業における障害者雇用の効用」
働く障害者の経験交流会(発達障害のある方の雇用事例の紹介)

写真 会場全景 右側角の能力開発ストリートに展示ブース
会場 右側角の能力開発ストリートに展示ブースがある
 
写真 自立支援局ブースその1 写真 家族相談者とコバトンと通行者

写真 自立支援局ブースその2 写真 自立支援局ブースその3