〔特集〕 |
平成27年度運営方針 病 院 |
病院長 飛松 好子 |
(1) | 先進的リハビリテーション医療の推進 |
脳神経系器質的疾患の後遺症、脊髄損傷者、高次脳機能障害者及び難病患者等に対するリハビリテーション医療の充実を図ります。また、原因不明の先天性難聴患者に対する遺伝子検査を通じた難聴患者へのリハビリテーションプログラムの実施に努めます。 | |
(2) | 安全で質の高い障害者医療・看護の提供 |
障害に配慮した医療、看護及びリハビリテーションの提供を行います。 痲痺による二次性の骨萎縮による骨折等の二次障害の予防についての検討や脊髄損傷者へのより適切な排便コントロールの推進など、障害に配慮した安全で質の高い障害者医療・看護の提供に努めます。 | |
(3) | 障害者への健康増進保健サービスの提供 |
運動・栄養・生活指導の面から健康づくりを推進します。また、障害者アスリートに対するドーピング防止支援を行います。 | |
(4) | 臨床研究開発機能の強化 |
病院の研究開発機能を整備し、当院で先進的に行う障害に特化した臨床研究開発を行います。 | |
(5) | 臨床サービス、臨床研究開発の情報発信 |
先進的障害者医療、リハビリテーション、健康増進、運動支援の成果の蓄積や外国人研修生の受け入れ等を推進し、国際的な情報発信を推進します。 | |
(6) | 地域・関係部門との連携体制の強化 |
病院利用者および地域関連施設に対して、障害特性に応じた情報提供および支援を実施します。地域の医療機関、福祉事業所等と連携し、情報収集や情報交換を図ります。 |
(1) | 医療スタッフの臨床倫理姿勢の育成 |
研修会を通して、病院に勤務する職員、医療スタッフが、正しい倫理的態度で医療を実践できるよう努めます。 | |
(2) | 接遇、環境改善の推進 |
患者の声に応え、より良いリハビリテーション医療の環境、入院環境の改善を整備するとともに、医療スタッフの患者への接遇態度の改善を図ります。 |
(1) | 医療スタッフの専門的ケア技術の開発と専門性の育成に努めます。 |
(2) | 組織的な人材育成システムを構築し、計画的な人材の育成を推進してまいります。 |
(1) | 災害等緊急時の危機管理体制を明確にし、緊急時の実践準備を整えます。 |
(2) | 緊急時の備えに対する医療スタッフの基本姿勢を育成し、啓発してまいります。 |
(1) | 医療安全管理について |
前年度改編した医療安全管理委員会組織による活動の活性化・定着を図ります。日常的な点検・指導を行う医療安全対策チームによるラウンドを通じ、現場の実態把握を的確に行いつつ、必要な改善を図ります。 | |
(2) | 院内感染防止対策について |
医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師からなるICT(感染制御チーム)を中核とした感染制御体制による活動の活性化を図り、院内感染防止策の定着に取り組むとともに、職員の感染症に対する意識改革を推進します。 |
入院病床利用率等の病院利用に関するその他の指標を検討し、定期的に管理するなどその利用の向上、非効率な業務の見直しに努めます。 |
(1) | 新病院棟の改善事項について、月2回実施している病院長による管理回診による指摘や現場意見の集約を通じて改善を図ります。 |
(2) | 患者満足度調査を実施し、各種サービスの課題を明らかにし、その改善に努めます。 |
(3) | 研修会の実施等を通じて、医療スタッフの臨床倫理の確立を図ります。 |
(4) | 薬剤管理指導の充実を図るため、服薬支援方法の改善に取り組みます。 |