〔特集〕
平成28年度運営方針
学 院
学院長 中島 八十一

 学院は、センター第2期中期目標の初年度として次のとおり運営方針を策定し、目標達成のために業務を推進していくこととしています。

 社会のニーズを見据えた障害関係専門職の養成
(1)臨床のみならず研究・教育で当該分野を先導できる人材を養成するために、学生に先駆的な知識と技術を付与します。
(2)児童指導員科は、新たなカリキュラムにより発達障害分野の専門職を養成します。
(3)養成事業は、学生支援等の充実に努めるとともに学生に対する教育方針を明確にするため、児童指導員科、言語聴覚学科は専修学校の位置づけを検討します。
(4)言語聴覚学科・義肢装具学科の2学科は充足率100%維持、視覚障害学科・手話通訳学科・リハビリテーション体育学科・児童指導員科の4学科は、広報活動を積極的に展開し充足率の向上を図ります。
(5)授業料等の減免や雇用保険事業の給付金等の活用を検討し、学生負担の軽減を図ります。
(6)児童指導員科は、新カリキュラムにより養成する専門職の広報活動を積極的に展開します。
(7)視覚障害学科は、視覚障害者のリハビリテーション訓練に従事する専門職について社会のニーズを踏えた養成のあり方を検討します。

 教官の資質向上
(1)引き続き、専門性の高い専門職養成を行うため、教官は大学教官に相当する経歴を目指して、自己研鑽による資質向上及び研究活動に努めるとともに、学会等に論文を発表するなど学術活動を積極的に行います。
(2)学院の教育活動等の状況について自己評価を実施し、学院運営の改善に努めます。

 専門職に対する研修機能の充実
(1)学院職員のみならずセンターのあらゆる部門の職員の協力体制をより強固なものにし、センターの成果が研修内容に生かせるよう研修事業の充実に努めます。
(2)研修事業が社会のニーズに適合し、効果的・効率的に実施できるよう、受講者のニーズ等を踏まえ、カリキュラムの見直しや研修事業の再構築を行います。
(3)厚生労働省と各学会の協力によって開催する研修会については、行政と学術の融合による真に社会に資する内容の教授に努めます。
(4)研修計画について、全国団体広報誌へ掲載するなど積極的な広報活動を展開します。
(5)脳卒中リハビリテーション看護認定看護師教育課程は、研修内容の充実に努めるとともに、受講者獲得のため広報活動を積極的に展開します。

 その他
(1)養成・研修事業において、より効果的・効率的に業務を実施します。
(2)入学生の年齢層の広がり、福祉分野以外の教育・社会経験を有する学生が増加している中で、悩み・不安を抱える学生について、学生との信頼関係を構築し、個々の学生の把握に努め具体的対応策を検討します。