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2024.3.18

令和5年度 理療教育第45回卒業式

自立支援局 理療教育・就労支援部 理療教育課

 去る、令和6年2月28日、春の暖かさを少しずつ感じ始めた、当センターの講堂で、来賓者、在所生及び職員の見守るなか、理療教育第45回卒業式が行われました。令和5年度の卒業・修了生は、専門課程7名、高等課程1名の計8名です。数日前に国家試験を終えたばかりの卒業・修了生は、皆清々しい表情で講堂入口前に整列していました。
 芳賀総長から、一人ひとりに卒業・修了証書を全文読み上げて、手渡しされ、握手を交わした卒業・修了生の姿からは、卒業・修了をかみしめているようで、とても感動的でした。総長の式辞では、コロナ禍の影響で3年ぶりに開催予定となった体育祭が、当日が雨の予報のため中止となり、急遽、前日に理療教育課のみで開催したことなどのエピソードの紹介があり、卒業・修了生もあらためて訓練生活を振り返りながら聞いていました。式辞の最後に「これから先、皆さんの人生にも、決断が必要な場面が出てくると思います。その時と状況が適切かをよく考え、適切であると考えたら決断に従って迷わず先へと進んで下さい。その先には、素晴らしい出会いや出来事が待っています。」という卒業生・修了生に対する「はなむけ」の言葉が贈られました。
 来賓の厚生労働大臣、埼玉県知事及び同窓会会長からは、これまでの努力に対する労いと、これから始まる新しい道への温かい励ましの祝辞が贈られました。在所生の代表者からは、在学中の自分たちが感じる不安や葛藤に対し、先輩方から多くの導きがあったことに対する感謝の気持ちがこもった送辞が贈られました。
 最後に、卒業・修了生の代表者からは、自らの環境においての葛藤、不安、受容、そして希望について経緯をたどりながら力強い言葉で話され、入所したころからの成長や自信があらわれている素晴らしい答辞でした。教職員一同は、卒業・修了生の努力や不安を抱き悩みながら成長していく姿を日々見守ってきました。必ず、当センターで学び経験したことが、卒業・修了生の皆様のこれからの人生の支えとなると確信し、今後のご活躍を祈念しております。
 

卒業式の写真、本館1階講堂にて。8名の卒業生がフロア側中央付近に設置した椅子に着席、右手にご来賓、左手に関係者が臨席。