重度肢体不自由者用ロボットアームのコストベネフィット評価第3回公開研究会

開催趣旨

先端福祉機器の普及と重度肢体不自由者の地域生活での活用を図る上で、機器の導入による効用・効果と社会的コストを評価することは重要な課題となっています。

厚生労働科学研究費補助金障害者対策総合研究事業「重度肢体不自由者用ロボットアームのコストベネフィット評価」では、ロボットアームを取り上げ、実際に重度肢体不自由者の生活場面に2カ月程度導入し、その効用と効果を評価してきました。

この研究会では、研究チームによる研究成果の報告及び重度肢体不自由者の方々の地域生活とロボットアーム利用経験についての講演を行ったのち、関係者でロボットアームの開発の方向や福祉機器給付制度のあり方、ならびに重度肢体不自由者の地域生活や自立生活にロボットアームが果たす役割について議論します。

開催案内(PDF版 299KB)

研究会の概要

■開催日時: 2013年3月20日(水・祝)  13:30-17:00 (開場 13:00)

■開催場所: 国立障害者リハビリテーションセンター学院6階大研修室 

■主催: 国立障害者リハビリテーションセンター研究所

■後援: 

■参加費: 無料(事前登録不要)

■情報保障: パソコン要約筆記(その他に配慮が必要な方は事前にお問い合わせください。)

プログラム(予定)

13:00 開場
   
13:30 開会
   
13:35-14:10 第1部 特別講演 地域生活でのロボットアームの活用
  市江由紀子氏(NPO 法人舞夢 代表)
     
14:10-14:35 第2部 福祉機器給付システムとロボットアーム
  ●福祉機器評価手法としてのコストベネフィット評価
  井上剛伸(国立障害者リハビリテーションセンター研究所)
  ●ロボットアームのコストとベネフィット
  我澤賢之(国立障害者リハビリテーションセンター研究所)
  ●ロボットアームの適合と環境調整
  中山剛(国立障害者リハビリテーションセンター研究所)
     
14:35-15:20 第3部 重度肢体不自由者の地域生活とロボットアーム
  ●頸髄損傷者の地域生活とロボットアーム
  重田哲男氏(ピアサポート北・東京頸髄損傷者連絡会)
  ●神経・筋疾患患者の地域生活とロボットアーム
  中坪勇祐氏
  ●指定発言
  鴨治慎吾氏(東京頸髄損傷者連絡会)
  高見和幸氏(東京進行性筋萎縮症協会)
     
15:20-15:35 休憩
   
15:35-16:55 第4部 全体討論(質疑応答)
  ●指定発言
  石井純夫氏(セコム株式会社)
  島田隆氏(テクノツール株式会社)
  加藤晴喜氏(厚生労働省 福祉用具専門官)(調整中)
  小林庸子氏・前野崇氏(国立精神・神経医療研究センター病院)
  樋口智和氏(国立精神・神経医療研究センター病院)
     
17:00 閉会

問い合わせ先

国立障害者リハビリテーションセンター研究所
担当:丸岡稔典・我澤賢之
E-mail: maruoka-toshinori@rehab.go.jp
TEL:   04-2995-3100(内線2515)
FAX:   04-2995-3132