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 【障害者の安全で快適な生活の支援技術の開発】

   サブテーマ2:重度障害者の自立移動を支援する技術の開発

2-2-(1) 全方位ステレオビジョン

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なんのための研究?

電動車いすの走行環境には,階段や段差などによる転倒や、歩行者・自転車への衝突など多種多様なリスクが存在します.本研究では、走行環境の危険情報を全方向にわたって常に検出する機能を電動車いすに持たせることで,衝突や転倒などを未然に防止するシステムの実現を目指します。

全方向ステレオシステムのイメージ絵

研究のポイントは?

走行環境の危険を検出し、未然に回避するための技術は自動車では既に実用化が始まっています.しかし「道路」という専用の走行空間での走行を前提としている自動車と違い、電動車いすは人混みなどを含む通常の生活空間での走行が前提となるので,周囲の状況をより広範囲にかつ詳細に取得するためのセンサが必要となります.

全方向ステレオシステムのセンサーの写真

実用に向けて

本研究では電動車いすに、全く死角無く全方向のカラー画像と距離情報をリアルタイムに取得する能力を持つ、世界初の画像センサ「全方向ステレオシステム」を電動車いすに搭載し,人混みの中でも安全を自動的に確認しながら走行することが可能な電動車いすを開発します.実際の走行環境で走行実験を重ねながらシステムの実証が進められています.

全方向ステレオシステムを搭載した電動車いすの写真
研究代表者:独立行政法人産業技術総合研究所 情報技術研究部門 坂上勝彦・佐藤雄隆
ホームページ:http://unit.aist.go.jp/itri/uv/ci/index.html
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