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障害者の安全で快適な生活の支援技術の開発
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目次
1-1 認知・知的障害者等への情報コミュニケーション支援技術の開発
1-2 障害者にアクセシブルなマルチメディアシステムの構築
1-3 情報コミュニケーション支援システムの検証
2-1 自立移動支援機器の操作入力技術の開発
2-2 自立移動支援機器のための走行環境危険検出システムの開発
2-3 各技術統合のためのシュミレータによる評価システムと実践的な自立移動支援
サブテーマ:1
障害者の自己決定を支援する情報コミュニケーション技術の開発
1-1 認知・知的障害者等への情報コミュニケーション支援技術の開発
(1) 認知・知的障害者の理解特性に合わせた情報提示技術開発
【研究代表者:独立行政法人産業技術総合研究所 人間福祉医工学研究部門 北島宗雄】
様々な人にとって「分かりやすい」災害避難マニュアルの開発をおこなっています。地震や津波などの災害時に行うべき行動を、事前にしっかり身につけることができます。
(2) 認知・知的障害者の知識表現支援技術の開発と評価
【研究代表者:独立行政法人産業技術総合研究所 情報技術研究部門 橋田浩一】
言葉を理解することが難しい人でも、絵を使うことによって、防災情報が理解でき、さらに自ら防災情報を作成できるソフトウェア技術の開発を目指しています。
(3) 認知・知覚障害者への地理的情報等の提示に関する研究
(認知障害者への地理的情報等提示技術)
【研究代表者:国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所 障害工学研究部 中山剛】
脳外傷や脳炎の後遺症等が原因で簡単に道に迷ってしまうかたの支援を目的としたナビゲーション方法に関する研究をおこなっています。
(4) 認知・知覚障害者への地理的情報等の提示に関する研究
(視覚障害者への地理的情報等提示技術)
【研究代表者:静岡県立大学 国際関係学部 石川准】
GPSを用いて視覚に障害のある人の歩行を支援するシステムの開発を目指しています。
1-2 障害者にアクセシブルなマルチメディアシステムの構築
(1) 障害者にアクセシブルなマルチメディアシステムの構築
【研究代表者:国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所 障害福祉研究部 河村宏】
障害がある人の災害に関する情報アクセスの問題の改善のため、同時に複数の感覚器を通じて情報を提供できるマルチメディア技術の開発を目指しています。
1-3 情報コミュニケーション支援システムの検証
(1) 自治体の緊急災害マニュアルによるシステムの有効性の検証
【研究代表者:国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所 障害福祉研究部 我澤賢之】
凡ての人が安全に避難できる防災モデルを示すとともに、障害者の活動参加を支援しその知見・技能を活かしてもらうというパラダイム転換を目指しています。
(2) 養護学校における災害・避難訓練システムの開発と評価
(ヴァーチャル・リアリティ等を活用した災害避難訓練システム)
【研究代表者:東京大学大学院 情報理工学系研究科 土肥健純 お茶の水女子大学 生活科学部 太田裕治】
養護学校の協力のもと,バーチャルリアリティ(VR)技術を用いた避難訓練システムの開発をおこなっています。
(3) 養護学校における災害・避難訓練システムの開発と評価
(養護学校児童・生徒の災害時の防災と安全対策支援システム)
【研究代表者:横浜国立大学 教育人間科学部 小林芳文】
児童生徒の状況に合わせた避難方法とその指示方法を整理分類し、より適切な避難ができるよう本研究の研究開発成果を生かした避難訓練システムを開発します。
サブテーマ:2
重度障害者の自立移動を支援する技術の開発
2-1 自立移動支援機器の操作入力技術の開発
(1) 不明瞭な音声やジェスチャからの障害者の要求認識
(不明瞭音声認識)
【研究代表者:独立行政法人産業技術総合研究所 情報技術研究部門 坂上勝彦・児島宏明】
脳性マヒ等により重度の障害がある方が、多様な雑音の中でも音声で電動車いすを操作できる認識装置の実現を目指しています。
(2) 不明瞭な音声やジェスチャからの障害者の要求認識
(非拘束非接触動作認識)
【研究代表者:独立行政法人産業技術総合研究所 情報技術研究部門 坂上勝彦・依田育士】
コードや機器などをいっさい身につけずに、頭部ジェスチャだけで電動車いすを操作できるインタフェースの実現を目指しています。
(3) 筋電入力による障害者の要求認識
【研究代表者:独立行政法人産業技術総合研究所 次世代半導体センター回路システム技術チーム 樋口哲也・梶谷勇】
重度の運動機能障害などが原因で、ジョイスティックやスイッチを操作できないかたでも、簡単に操作できるユーザインタフェースを開発しています。
(4) 力覚情報による障害者の要求認識
【研究代表者:東京大学大学院 工学系研究科 鎌田実】
ジョイスティックやスイッチを操作できないために、簡単に操作できるユーザインタフェースを開発しています。
2-2 自立移動支援機器のための走行環境危険検出システムの開発
(1) 全方位ステレオビジョン
【研究代表者:独立行政法人産業技術総合研究所 情報技術研究部門 坂上勝彦・佐藤雄隆】
走行環境の危険情報を全方向にわたって常に検出する機能を電動車いすに持たせることで、衝突や転倒などを未然に防止するシステムの実現を目指します。
(2) 遠隔支援技術
【研究代表者:独立行政法人産業技術総合研究所 情報技術研究部門 坂上勝彦・関田巌】
車いす周囲の画像を離れた場所にいる人に送り、危険検知と迅速な対応支援を行うシステムを開発しています。
2-3 各技術統合のためのシュミレータによる評価システムと実践的な自立移動支援
(1) 電動車いすシミュレータ
【研究代表者:国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所 諏訪基・福祉機器開発部 井上剛伸】
重度の障害がある方の「できる」をもっと拡げるために、実際の電動車いすに乗る前の適合場面や操作練習場面に用います。「電動車いすをやってみたい」という気持ちを、気軽に、そして安全に実現することを目的としています。
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